ダーチャ八ヶ岳

コロナ禍が明けたら真っ先に行ってみたい国の1つにロシアがあります。

世界一のコミュニティ文化「キブツ」を持つのはイスラエルですが、

世界一「半農半X」の文化を持つのはロシア。

半農半Xとは、普段生活に必要な収入は「X(何か)」で得るものの、自ら食べるものは出来る限り家庭菜園や農業で自給するという生き方。

その半農半Xを国家レベルで実践しているのが、ロシアであり、その核となるのが「ダーチャ」です。

ダーチャとはロシア語で「別荘」を意味する言葉ですが、正確には

「家庭菜園のある郊外の家」

であり、日本のいわゆる“別荘”とは少し趣きが違った別荘。

もともとは「ダーチ(与える)」が語源であり、ダーチャとは「もらった土地」で、社会主義時代に国民に“無料で与えられた土地”であります。

その起源は11世紀頃にまで遡るとも言われていますが、現在でも

「都市定住地に常住地登録している市民には、国家および地方自治体の所有のもとにある地所は、空いた地所がある場合に、個人副業経営(ダーチャのこと)の遂行のために提供される」

という法律があり、空いている国の土地は、ダーチャとして提供することが決められているそうです。

ただ、これらは社会主義時代、北国ならではの慢性的な食糧生産不足と輸入野菜を買って外貨を使わせないようにする国家の目論みもあったようです。

でも、結果的にダーチャは、ロシア国民の命を救うことにも。

ソ連崩壊後、1990年台前半、モノ不足で餓死者が出るのではないかと言われたロシア。家に現金がない上に店にモノがないという非常事態です。

「カネがなくてもモノがなくても、自分で作れば良い」

国家的危機状況にも関わらず、ダーチャがあったロシア人は餓死することなく、この危機もなんなりと切り抜けました。

度重なる通貨危機も、ロシア人は、ダーチャがあるので、極端に困窮することなく再建し続けています。

一般的なダーチャの大きさは、180坪程度。1つの家庭には十分すぎる大きさです。

モスクワ市民1000万人のダーチャ保有率は75%。

ロシアのジャガイモ生産量は中国に次いで第二位。その90%以上がダーチャが生産のようです。

金曜日の夕方、都市から郊外に伸びる幹線道路は「ダーチャ渋滞」で埋め尽くされるそうです。

ロシアの学校の夏休みは3ヶ月。

共働きが多いロシアでは、子供たちは、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に一足先にダーチャへ行き、祖父母からの教えや大自然から普段学べないことを学ぶそうです。

ダーチャは親から子へ引き継がれていく、大事な資産。

ほとんどのダーチャは、無農薬・無化学肥料でダーチャ滞在でロシア人は元気で健康的に。

現在はインフラも整えられてきたようですが、以前からのダーチャの水は井戸水。夏はドラム缶に入れて太陽熱で温めて温水シャワーに。

トイレは最新のコンポストトイレで、匂いもなくて使い勝手も良く、環境にも優しい仕様であるとか。

おまけに家づくりもDIY。何年もかけてゆっくりと。

国家破綻の危機を繰り返してきたロシアでは、国民は銀行を信用していないので、借金で家を作らないようです。

日本の別荘はお金持ちの1つの象徴のような時代がありましたが、ロシアの別荘ダーチャは、庶民が、お金をほとんどかけずに人間らしく生きるために必要な生活の一部の施設。

与えられた土地に、自分たち家庭菜園を作り、拠点もDIYで自給。

そこで山ほどの野菜を収穫し、加工品したりして、厳しい冬に備えます。

余った野菜は、周囲の人々にお裾分け。

都会や町だけの暮らしの日本と、都会と田舎(郊外)との二拠点暮らしの体制ができているロシアでは、お金には変えられない豊かさの違いがあります。

コロナ禍の中、日本の大都市一極社会、都会暮らしのステータスもぐらついてきました。

今だからこそ、ロシアのダーチャに学ぶことは数多くありそうです。

日本もまた、これから先は、都会と郊外との二拠点生活が、もっと一般的になることでしょう。

そんな中、東京から2時間の郊外にあたる八ヶ岳エリアは、ロシアのダーチャ的立ち位置にはぴったりの環境。

東京から八ヶ岳までの中央道が「ダーチャ渋滞」となる時も。

みんなが家庭菜園つき二拠点、または定住の拠点を持ち、その集合体が、コミュニティとなって八ヶ岳のキブツも形成されていくのかもしれません。

今年から始まる「キブツ八ヶ岳」は、すぐには拠点を移せない、拠点を持つことができない都会の人々にとっての、みんなのダーチャとなれば幸いです。

田んぼが中心ですが、山ほど農地はありますので、是非とも一緒に農作業をやりながら、週末を過ごす仮二拠点生活を。

2月19日から募集したキブツ八ヶ岳のスタッフ「キャスト」の募集は、60名以上の応募があって、現在1人ひとり対応中です。

そして、いよいよ3月20日から、キブツ八ヶ岳の「ゲスト」メンバーを全国&世界より募集。

過去3年間の宇宙学校講座で登壇した著名講師などの講義動画100本以上が見放題。

2021年度の新たなゲスト講師の動画はもちろん、今後に農業や家庭菜園を学びたい人にはぴったりの、年間の自給農園講座のオンライン講義を配信。

他にも衣食住、あらゆる分野に至る「キブツ八ヶ岳チャンネル」の動画が、全部無料配信。

ミキのプロジェクトも、継続してキブツ八ヶ岳のコンテンツに。

オンラインヨガからリトリートドームが完成したら、リアルのドームヨガ合宿などにもご招待。

そして、リアルの場では、日常的な農作業に加え、田植えイベント、稲刈りイベントもあり、さらに夏前より登山体験イベントも目白押し。

糸紡ぎ、機織り、草木染め体験から陶芸体験も。

さらにさらに、キブツ婚活コンテンツも盛り沢山で、婚活農業、婚活山登り、オンライン婚活イベントも企画中。

人と人の繋がり、カップル誕生も自給自足のキブツ八ヶ岳。

オンラインからリアル体験まで、まるでテーマパークのように楽しめるコンテンツが盛り沢山の年会費制であり、1年ごとの更新で、年会費36,000円。

当初88,000円から66,000円へ値下げし、最終的に

「もっと多くの人が参加しやすい価格で」

と“月3,000円”の値段設定として、年間36,000円となりました。

基本的に非営利の一般社団法人組織のため、運営スタッフ(キャスト)は、原則ボランティアとなっており、これらの会費は、八ヶ岳エリアの農地を守る資金やコミュニティ構築に活用させていただきます。

とはいえ、とても会費だけでは、今後の様々な活動を形にするのは困難なので、資金用途を明確にした「寄付(キブツサポーター)」も募集する予定です。

キブツゲストは、受け入れ体制の上限もあるため、第一次募集で、何人募集するか、まだ未確定ですが、是非とも多くの皆様が仲間に加わってくれることを楽しみにしております。

3月20日の募集、心よりご参加お待ちしております。3月13日の新月に募集要項の詳細をYouTube、ブログ等で発表できればと思います。