雪山散歩

今年から心身を整えるために少しずつ冬の山へ足を踏み入れるつもり。

まずは1番慣れ親しんでいる、裏山の権現岳へ。

裏山とはいえ、標高2715mもあり、おまけに冬季は登山道が閉鎖されているので、麓の天女山登口から4つほど山を超えて標高差1200m以上を登らないといけません。

おまけに先日の寒波の影響もあって、麓から雪全開でした。

夏から秋の権現岳は、もう20回以上は登り、コースも慣れたものでしたが、雪山の権現岳はまったく違った雰囲気であり、ゲームの裏面(裏ステージ)。

景色から空気、様々な体感も雪山ならではであり、また想像以上に体力の消耗も大きく、色々な面で一気に学びとなる体験でした。

3つ目の山である三ツ頭を超えてから、また別次元の寒さと突風で、手袋を外すと数秒で手が麻痺するほどの世界であり、その後も頂上付近は、さらに雪が深く、色々準備不足と体調面を考慮して、安全第一で途中で引き返しました。

いつもなら行ってしまうのも、雪山は僅かな判断が命取りとなるので、その辺の感覚や判断をトレーニングするのも良い勉強。

地上では、なかなか分からない自分の限界点を確認することもでき、とにかく充実した雪山体験でした。