キブツハウス誕生

・敷地面積1,700坪
・客室数18部屋
・180畳の大広間
・業務用大型厨房
・大浴場3つ

・お母さんの子宮の中の気圧、波動と言われる標高1,000m
・やつはドーム・リトリートドームからも徒歩圏内
・田んぼ拠点などからもほど近く
・地下100mから自噴天然湧水あり

こんな夢のようなキブツ八ヶ岳コミュニティの本拠地

「キブツハウス」

が誕生。

昨年、八ヶ岳南麓の甲斐大泉エリアに、コミュニティにとって最高に魅力的な宿泊施設が売り出たのですが、資金のない我々にはとても手に入れる状況ではありませんでした。

これまで自前ですべての土地や施設、設備も資金を投じて手にしてきましたが、さすがにこれ以上は限界なので、周囲の人にもヘルプを求めようと思い

「どなたか購入してくれたらコミュニティで運営はフル活用させて頂きます」

と声を出したら

「私が購入したら使ってくれますか?」

と本当に手を挙げる方が出てきて下さり、あれよあれよと話が進んで、ついに2月4日の立春の良き日、ここは本当にキブツ八ヶ岳が所有する施設として契約となりました。

もう、なんと感謝して良いものか、言葉にならない気持ちでいっぱいですが、この場をコミュニティのため、世のためにフル活用して生かしていくことで、せめてもの恩返しをこれから見せていけたらと思っています。

2年前に出版した

「宇宙学校 アースリングコミュニティ」(きれい・ねっと)

の本の中で、以下のような一文を書きましたが、まさに現実的に、その世界観が実現しました。

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(転載開始)

なぜ「Give」が大事なのか。

それは、これからはシェアやギブアンドギブの時代だからです。

ドームハウスの構造と同じように、1人(1枚)の力は微力ですが、大勢が手を繋ぎ、協力し合うと単なる足し算を超えた何乗もの強力なエネルギーとなります。

それは様々な不可能を可能とする力を持っていると思います。

例えば、土地1つだって、1人で持っていても何も有効利用できなくとも、100人、1000人、3000人が力を合わせたら楽園が作れるかもしれません。

これから先の日本、否が応でも、土地や建物も相続などを中心に有り余ってくるもの。

場合によってはお金だって余る人も出てくるかもしれません。

土地を提供できる人は土地、
お金も大小問わず提供できる人はお金、
労働力を提供できる人は労働、
知恵を提供できる人は知恵、

物質的なものでもサービスでも、なんでも良いので自分ができること、自分がやりたいことの一品持ち寄り「Give」が、積もりに積もって、思った以上の世界を創造できると思っています。

分離の時代が長く続いた中

「これは私のもの」

とギブアンドギブとは、程遠い価値観が根付いてしまいましたが、実は奪いあったり、囲い込むよりも、与え合う方が人間は遥かに幸せで豊かになれるものです。

Aさんは、広大な土地を手に入れた。
けど、自分ではどう使って良いのかイメージが湧かない。

そこにBさんが、こんな使い方をしたらどうだと提案。

でも、AさんもBさんも、それを実現する資金はない。

するとCさんが、それはいい!
だったら自分がお金を出すから実行してみよう!となる。

Aさんは土地、Bさんはアイデア、Cさんはお金。

Cさんはお金だけ持っていても、何に使って良いのかわからず悶々としていたかもしれませんし、Bさんもアイデアだけ持っていても、単なる妄想で終わってしまって、現実はつまらない日常を過ごしていたかもしれません。

でも、3人ともバラバラの叡智を組み合わせることで、3人どころか、大勢の人々が楽しめる創造物を生み出せる可能性が出てきます。

(転載終了)
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この施設や田んぼを含めて、一緒に運営していく

「キブツスタッフ」

は、すでに70名ほど集まっており、これからA,B,Cどころか、D,E,F,G・・・とたくさんのメンバーの一品持ち寄りで循環システムを構築していく予定です。

そして、このキブツハウスは、これからコミュニティの集いの場としたり、外部からツーリストが来た場合の滞在場所として整備していきます。

「八ヶ岳の地下100mの湧水があるため、その天然湧水に八ヶ岳の噴石を取り入れた大浴場銭湯」

「CORONA社の未来型治療装置ともいえるナノミストサウナを男女の浴室へ設置」

「コミュニティメンバーもビジターも食べられるコミュニティ&子ども食堂」

「中広間を改装して女性たちの手仕事場となる裁縫工房の立ち上げ」

などなど、夢や企画は盛り沢山。

すでに

3月18日〜21日

の4日間に

「キブツハウスお披露目会」

を予定しており、ここで

「うさと服の展示会&うさぶろうさんワークショップ」

も計画中です。

そして、同時に3月20日から始まる

「キブツ八ヶ岳宇宙学校2022」

の舞台も、このキブツハウスを拠点に考えております。

宇宙学校2022は、3月から12月まで、毎月1泊2日で八ヶ岳を訪れて、合宿形式で衣食住を学び、コミュニティ体験を実践するプログラム。

今回で4回目ですが、毎回ご好評を頂き、また何よりもプログラムだけでなく、縁が深い仲間との出逢いが最大の財産ともなります。

今年は、例年以上に自給自足をテーマに、1人ひとりに畑の区画もレンタルし、田んぼも一丸となって取り組み、サバイバル時代を生きる術と仲間との繋がりを持って頂けるように考えております。

このキブツハウスが、万が一の際にも、都会から逃れてきた人々の避難所となることも想定して・・・。

宇宙学校2022は、本日より一般募集が始まっていますが、内容が多岐に渡っているので、また今後も少しずつご紹介していきます。
(ご興味ある方は、ブログトップ記事、またはこちらのリンクより、是非チェックしてみてください)

まずは、このキブツハウス、3月18日から21日までは、一般公開しますので、是非とも春分前に遊びにいらしてください。