八ヶ岳ピースファームの徳神社再建

もう3週間以上前になりますが、突然夕方に警察と消防署から連絡が。

なんと、八ヶ岳ピースファームのメイン拠点となる古民家&社員寮の敷地隣の家が出火し、大火事になっていると。

社員寮の中にはスタッフのお子さんもいたり、一瞬かなり焦りましたが、幸い怪我人もなく、無事に火は消し止められました。

出火元のお隣は、見る影もなく崩れ落ちており、空き家を管理に来ていた家主の親族が、釜風呂に入ろうと火を焚いたら火が回ってしまったのだとか…。

小さな路地を挟んで隣のピースファームの建物は、普通なら燃え移ってもおかしくはない距離感と火の勢いだったようですが、その日は奇跡的に風向きが反対側であり、火がギリギリのところで燃え移らずに済みました。

とはいえ、フェンスが溶けたり、屋根が焦げたり、雨樋が溶けたり、壁がめくれたり、ボイラーが壊れたり、窓ガラスが割れたりと、それなりに被害は出たのですが、被害を最小限に抑えてくらたのは、敷地内にある小さな神社が守ってくれたからかもしれない。

この建物は、以前に地元の神主さんが住んでおり、その古民家の母屋と離れの住居を昨年末に購入させて頂いたのですが、敷地の隅に徳神社と書かれたお社がありました。

長典男先生に購入前にチェックしてもらった際、ここは水神などが祀られており、ちゃんと神様が中にいると。

すでに崩れ落ちそうなボロボロのお社だったので、キブツ八ヶ岳のメンバーが

「この神社は大事なものだから気になる」

と、なんと新しいお社を寄付して下さり、その祠の石材の手配をしている矢先に火事が起こりました。

見事なまでに神社手前で火の手が止まっているので、お社そのものも守られました。

ようやく先日に新しいお社の材料が届き、週末に長典男先生によって、御神体のお引越し作業のスタート。

来月に正式に御霊入れとなりますが、とにかく新しいお家となって良かった。

古いお社の中からは、道祖神やお地蔵さんなど色々出てきました。

このお地蔵は、表の顔はお地蔵さんだけど、この正体は閻魔様であると。

「祠の横のここがいい…」

と、長さんに語るので、その指定のポジションに配置。

この敷地に入ってくる良いもの悪いもの関係なく、常に見定めて監視してくれる門番だとか。

よだれかけもボロボロなので、キブツメンバーの裁縫チームにお願いして、オシャレで新しいものに変えてあげよう。

八ヶ岳へお越しの際は、是非とも徳神社にお参りください。