女神天照(アマテラス)と男神天照(アマテル)もまた、本当の1つの姿へ

息子の“釣り”に続き、今度は妻の念願だった、山形県では出羽富士、秋田県では秋田富士と呼ばれる標高2,236mの活火山


「鳥海山(ちょうかいさん)」


へ。


自分自身のルーツは秋田にあり、お墓参りで毎年のように秋田を訪れ、これまで何度も素通りしていた鳥海山。


ただ、6年前に秋田県大仙市にある


「唐松神社」


を訪れ、そこから鳥海山は無視できない山に。


唐松神社は、日本屈指のSF異次元神社としても有名ですが、ここは東北・北海道地方の唯一


「物部性」


を名乗る物部宮司が引き継ぐ、物部神社であり、日本の古神道を管理していた物部氏の先祖には、かの有名は


「饒速日(ニギハヤヒ)」


がいます。


神武東征以前に、大和の国を治めていたと言われる出雲王の神様であり、大阪や奈良方面には、いくつものニギハヤヒ伝説、伝承が残っています。


ただ物部一族にとって、ニギハヤヒは、神様というより身近なご先祖様であり、そして秋田の物部家(唐松神社)には、日本で唯一となる


「ニギハヤヒの肖像画」


が出てきており、さらに


「物部文書」


と呼ばれる、秘伝の古文書が伝わっております。


近代になり、長い長い歴史で封印されていた物部文書が少しずつ公開されており、その記録の中において、


「天孫降臨饒速日の伝承」


が記され、そこには、ニギハヤヒは“鳥海山”に降臨したとあります。


「ニギハヤヒ=鳥海山」


そのキーワードもあって、気になっていた鳥海山は、過去に麓にある滝や神社をいくつも訪れたことがあっても、山頂まで登る機会はありませんでした。


ただ、麓に訪れるだけでも、強烈なインスピレーションや人生の転機が訪れるきっかけとなった鳥海山だけに、どのタイミングに山頂に上がれるかは、天にお任せでした。


ところが数年前、そんなことも一切知らずに日本海を車で通り過ぎた時、妻が1つの山を見て突然涙を流すことに。


それが鳥海山でした。


「いつかあの上に」


との念願が叶って、今年登ることができました。


9歳の息子を連れての合計11時間の登山は、決して楽なモノでもなく、さらに雪も残っており、途中から完全にガスに包まれ、山頂付近は、超強風が吹き荒れ、皆が登頂を諦めて下山する中、黙々と進みました。


山頂手前には


出羽國一の宮「鳥海山大物忌(いみ)神社」


があり、ここに大物主=饒速日が祀られています。


そして、その神社奥に岩戸のような洞穴があり、そこから強烈な神氣が満ち溢れているのですが、そこで妻は共鳴して意味わからずも涙。


その真意はわかりませんが、ニギハヤヒも喜んで頂いたのか、その後は奇跡的に空は青空へ一瞬切り替わり、そして山頂では不思議な太陽が照らしてくれました。


夏場とはいえ、山頂の暴風吹き荒れる中は、極寒の寒さであり、手の感覚もなくなるほどだったので、心の底から


「お日様さま、ありがとー」


と思いましたが、ニギハヤヒといえば、別名「天照(アマテル)」という太陽神。


ここは太陽と繋がる山であり、お隣の出羽三山の月山は、そのまんま月と繋がる山なのかもしれません。


ニギハヤヒとセオリツヒメ、太陽と月、イエス・キリストとマグダラのマリア、様々な次元の陰と陽の統合が進む時代。


女神天照(アマテラス)と男神天照(アマテル)もまた、本当の1つの姿へ。