「足りない」
ではなく
「すべてここに“在る”」
という考え方。
それが
「自然栽培的思考」
であり、自然栽培をやる上でもっとも大事なこと。
いや、自然栽培だけでなく、人生でもっとも大事なことと伝えるのは、14代目中川吉右衛門さん。
山形を拠点に自然栽培と自然栽培的思考、自然栽培的人生を提唱するカリスマ人気百姓です。
その吉右衛門さんが、八ヶ岳コミュニティの農業のアドバイザーとしてお越しになり、数日間、たっぷりと田んぼのご指導をしてくれました。
吉右衛門さんのお話を聞いて、農業においても、人生すべてにおいても、もっとも重要なのは
「意識」
であると感じました。
「自然栽培的思考になった瞬間、田んぼも一瞬で変わるんだよ」
「田んぼ=自分」
であり、田んぼを手がける人の意識や思考が変われば、手を加えなくても田んぼそのものが大きく変わる。
足りないと思えば、足りない田んぼに
すべて在ると思えば、すべて在る田んぼに。
足りない自分と思えば足りない自分に
すべて在る自分と思えば、すべて在る自分に。
技術、やり方以前の問題であり、まずはすべて在る自分とすべて在る田んぼと思考を切り替えるところから。
そして、その通りに見事に何も与えず、日本有数の自然栽培田んぼを短期間に形にした吉右衛門さんのお話は、本当に説得力のあるもの。
さらに百姓でありながらも、ヨットをやったり、ダンスをしたり、射撃をしたり、軽トラだけでなく好きな車を乗り回す吉右衛門さん。
百姓の常識を覆す働き方というか、生き方は、百姓を目指す以外のすべての人に参考になるもの。
一体どうやって?
「いつかやることなら今すぐやる」
これもまた吉右衛門さんの考え方であり、今やれることは徹底的に今すぐやり続けて来た。
「どうせ営業するなら今からやろう」
そう思った百姓1年目。
まだ米さえできてもいない時期に
「秋にはすごいお米ができるので今、予約してください」
と営業して回って、米ができる前に売ることにも成功した異端児中の異端児。
そんな吉右衛門さんの生き方、暮らし方、働き方は、とっても楽しそうです。
現在、オンライン配信で、八ヶ岳トークライブも販売中です。
3時間で2,000円。
これから農家になりたい方は必見ですし、農家以外の方も吉右衛門さんのエネルギーに触れると意識が大きく変わります。
僕はめちゃくちゃ刺激を受けて、すっかり吉右衛門さんファンになりました。
是非皆さんもご覧くださいませ。
ダイジェスト