会社づくりから社会づくりへ

23日はキブツ八ヶ岳の収穫祭(新嘗祭)。

総勢60名以上のコミュニティメンバーと外部からのゲストメンバーが集い、100名以上が賑わうお祭りとなりました。

新米を大釜で炊いて、おにぎりを振る舞う。
畑で採れた新鮮野菜を使って大鍋で汁物を振る舞う。
自家製サツマイモの焼き芋を振る舞う。

収穫祭の企画当初、食事の提供は、有料案なども出ましたが、なんだかお祝いの席で、お金を取るのも気持ち悪く、思い切って、来場者全員に無償提供としました。

結果、みんなが笑顔で

「美味しい」

と喜ばれる顔が印象的であり、とても充実した収穫祭でありました。

午前中、ドームハウスでは、キブツ演奏家達の癒しのコンサートも。

午後は、キブツ八ヶ岳の全体集会。

当初、ドームハウス内を予定していましたが、思ったよりもコミュニティメンバーの出席率が高く、60名以上となったので、想定外の屋外集会へ。

今年のお米の収穫量の発表、反省点や課題の共有。
コミュニティ通貨、コメコイン&ベーシックインコメの説明。
これから先、冬の期間のコミュニティ活動。
来年のキブツの方向性。
リトリートドームについて・・・。

などなど、様々なことを共有させて頂き、また一方でコミュニティメンバーより、質問や提案を受けたりと、なんだか、この光景は、フランス映画

「美しき緑の星」

の一場面のようでありました。

そう、思えば「美しき緑の星」の世界観を地球で実現したいがために、キブツ八ヶ岳を作ったことを思い出し、なんだか少しでも、アースリングコミュニティが現実化していることを嬉しく思いました。

これもまた参加してくれるメンバーの皆さん、応援してくれている皆様のおかげです。ありがとうございます。

会社づくりから社会づくりへ。

これまで社長業を10年以上やってきましたが、最近は

「村長」

と呼ばれることが多くなってきており、あまり人の上にたつことは得意でも好きでもありませんが、まずは次なる役割として新時代のモデル社会を作り上げていけたらと思っています。

コミュニティ活動は、1年やるだけでも学びが多々あり、まだまだ失敗や課題だらけですが、この経験を来年にまた生かしていきたいと思います。

とりあえず、今年は自然栽培でお米が11トン以上も収穫でき、この結果には本当に大満足です。

すでに追加の農地の候補も次々に出て来ているので、来年は田んぼの規模もさらに拡大します。

今から計画しないことは盛り沢山ですが、まずは春から始まったコミュニティの農作業もひと段落・ひと区切り。