南太平洋のトンガで大規模な海底火山が噴火

噴火規模を0~8で示す

「火山爆発指数(VEI)」

はVEI6とされているので、あの20世紀最大の噴火と呼ばれた1991年のピナドゥボ火山の大噴火に匹敵するか、それ以上のクラス。

ピナトゥボ火山の噴火では、噴出物が成層圏に大量に放出され、太陽の光が遮られて世界的に気温が下がりました。

そして、2年後には記録的な冷夏となり、日本でも1993年に

「タイ米騒動」

が起こったことは記憶している人も多いと思います。

今回、南半球ということもあり、気流の関係で北半球の影響は受けにくいものの、昨晩には日本の太平洋沿岸部で津波警報が出されています。

ただ、予想よりも2時間ほど早く津波が到達したりと、気象庁が

「通常とは異なる」

という異例の津波警報をしており、一般的な地震による津波とは状況が違い、気圧の変化による潮位変化が起こっている可能性があると。

でも、実際に気圧の変化だけでこれまでにない潮位の変化が起こっているかわかっておらず、海底で何かもっと大きな変化が起こっている場合も。

そして北半球だから、日本だからと言って対岸の火事ではなく、 トンガも含めて日本も

「環太平洋火山帯」

の同じベルト上に属しており、環太平洋火山帯全体で見た場合、次にいつ日本で大きな自然災害が起こってもおかしくはありません。

何が起こるかわからない2020年代は、日本でも令和の米騒動が起こることも想定しなければならないし、将来的な世界全体の食糧危機は、あらゆる要因から起こり得るので、水と食べ物の確保は将来必須だと思ってコミュニティ活動もしています。