モミまきとは、田んぼにおける種まき。
モミに入ったお米をトレーにまき、ハウスで育苗します。
今年も4町歩(12000坪)の田んぼをやるので、そのトレーの数、実に800枚以上…。
1枚1枚に土を入れ、モミをまき、また覆土をかぶせて…を繰り返しても永遠に続く作業であり、これを手作業で800枚やるのは
「クレイジーです」
と、自然栽培のカリスマ百姓
「中川吉右衛門さん」
に指摘され、今年はついに自動播種機を導入。
もちろん中古のため、まずはメンテナンスの指導のために、山形から吉右衛門さんが、3度目の八ヶ岳来訪。
キブツ八ヶ岳農業チーム20名以上が集まり、自動播種機の使い方からモミまき全般の動き方など、吉右衛門流を伝授してもらいました。
とりあえずプレ運転はOKで、明日に本番。
一般的には田植えから田んぼが始まるイメージですが、このモミまきからが本番スタートであり、また育苗までに今年の田んぼがうまくいくかどうかの大部分が決まると言っても過言ではないほど。
百姓は、昔は一般人を指す言葉でしたが、本来は
「百の仕事ができる人」
という意味もあると言われ、1人で大工から農業、土木、衣食住なんでもできるゼネラリストをさしてました。
でも、これからは1人ひとり個性が違うスペシャリスト100人が力を合わせて”百姓”となる時代であり、キブツ八ヶ岳の百姓は、そんな多様性百姓集団となれば。