1人1人のミッションを生きることが 地球が生きること 半コミュニティ半Xの時代へ

昨日(18日)に法務局へ足を運び、

「一般社団法人キブツ八ヶ岳」

の登記簿謄本を取ってきました。

正式に“キブツ八ヶ岳”の始まりです。

定款に書かれているキブツ八ヶ岳の理念(目的)は

「当法人は、地球人としての自覚をもって循環社会のモデル構築に関する事業を行い、持続可能なコミュニティ活動の推進を目的とする」

というもの。

もう、いい加減に皆が地球人としての自覚を持ち、この惑星が長く続くように、
地球人としての役割(ミッション)を果たしませんか。というもの。

小さな法人ですが、その掲げる目標は、とても大きなものとなっております。

そして、この地球人としてのミッションを達成するために、
コミュニティとしてのミッションは、大きくカテゴリーに分けて10事業あります

  1. 「(1)自然栽培による農業の普及支援とは?」
  2. 「(2)山林保全・水資源保全・土壌環境保全への支援」
  3. 「(3)コミュニティ会員の健康増進と憩い学びの場の提供によるマッチングの推進」
  4. 「(4)子どもの教育・食育への貢献」
  5. 「(5)八ヶ岳エリアへの移住・拠点づくり支援」
  6. 「(6)伝統的なものづくり活動及び革新的な芸術活動への支援」
  7. 「(7)地域の食材を生かした加工品の創造・発掘の支援」
  8. 「(8)持続可能なエネルギー開発の研究支援」
  9. 「(9)地域の観光開発の持続化・発展の支援」
  10. 「(10)先端的なIT技術の研究開発・普及の支援」


「(1)自然栽培による農業の普及支援とは?」

前回のメルマガでもご紹介しましたが、今は八ヶ岳に限らず、全国各地で農業従事者が不足、
また一方で大規模農業が増えている状況があります。
農地が荒れると、その地域の土壌、空気、水が汚れ、
身近な環境を守れないと、とてもじゃありませんが、地球全体の環境が守れません。
自然栽培を中心に、人間にも地球にも負荷がなく、むしろ環境を改善するような農業によって、
地域の農を守り、食を守り、地域も地球も守っていく。
そのために、キブツ八ヶ岳メンバーは、農作業(田んぼ)に全員が関わることを重要視しています。
もちろん、その頻度は、人それぞれ。月に1、2回の人もいれば、週に1度の人も。
でも、僅かでも大勢の協力があると、今後に増え続ける農地があっても、適切に管理することができます。
「半農半X」の農は、コミュニティ内の田んぼ、半Xはコミュニティ内の自分のミッションを生きる。
キブツ八ヶ岳は、可能な限りでメンバー全員の「半農半X」を推奨していきます。


「(2)山林保全・水資源保全・土壌環境保全への支援」


一見、自然豊かで環境が良いと思われる八ヶ岳ですが、農業以外にも抱える問題は山ほど。
その1つに人工林問題もあります。
八ヶ岳の山の森も多くが人工林となり、不自然な自然環境によって、土砂崩れ、土壌が腐敗したり、
野生動物が棲む場所も失われています。
また呼吸ができない土木作業、水が抜けない水脈整備によって、大地がつまりにつまっている場所も。
人が住むことで、その地域の環境がよくなっていく。地球人としての大事なミッションです。
個人でやるにはハードルが高い分野ですが、コミュニティであれば、皆で協力して、地域の自然環境を守っていけます。


「(3)コミュニティ会員の健康増進と憩い学びの場の提供によるマッチングの推進」


このイメージの1つは、今度建築する予定のリトリートドームなど。
コミュニティメンバーが集い、交流し、健康的な生活を送れるようにサポートすること。
また婚活マッチングなども積極的に活動していこうと思っています。
より健康に特化した施設として、コミュニティの診療所、病院などの整備も進めていたいと思っています。
もちろん代替医療、ホメオパシーなどを中心とした医療。
女性のためのケア施設、助産院、また晩年を仲間と過ごす施設などの立ち上げも。


「(4)子どもの教育・食育への貢献」


不登校児は、今となっては7人、8人に1人という割合。
今は地域地域に、学校にいけない子供たちの独自の受け皿を増やす必要があります。
八ヶ岳も、まだまだ教育環境、学校などの数が不足しております。
寺子屋レベルのものから、学校と呼ばれる施設まで、幅広く、八ヶ岳の環境を生かした子供たちのための
学びの場を準備していきたいと思っています。
自然栽培の農地も、その学校プログラムの中で有効的に生かしていきたいと思います。
その中で、食育にも重点を置き、農地でとれたお米や野菜を子供レストランで提供し、
子供だけでなく、母子家庭などにも良い食事を提供できるように積極的にコミュニティが支援していく環境を整えます。


「(5)八ヶ岳エリアへの移住・拠点づくり支援」


すでに八ヶ岳にはたくさん個性、能力を持った素晴らしいメンバーが集ってきています。
でも、まだまだ今後の構想を考えると、もっと多くのメンバーが必要です。
八ヶ岳に呼ばれている方々の移住サポートを円滑に進むようにサポートしていきます。


「(6)伝統的なものづくり活動及び革新的な芸術活動への支援」


キブツ八ヶ岳では、日本や人類にとって原点となる、ものづくりの文化を支援していきます。
衣食住の衣にも関わる“機織り”などの積極的に体験できる場所、作業できる環境を整備していきます。
また縄文メッカの地でもあるので、登り窯などを使った陶芸などの活動にもチャレンジ。
そして、芸術(アート)活動に対しても、コミュニティが積極的に支援できるようにしたいと思っています。
アートと経済活動を両立させるのは、アーティストにとって容易ではないこと。
でも、アートは今後のAI時代においても、決して変わることのない、むしろ重要性が高まる分野。
子供たちもアーティストを目指せるように、芸術活動にも力を入れたいと思っています。


(7)地域の食材を生かした加工品の創造・発掘の支援」


乳酸菌発酵飲料であるミキ(お米とサツマイモと水)のように、地域資源を有効的に活用した加工品、特産物などの開発サポートも手掛けます。
加工品があれば、より地域の農業も活性化することになり、また多くの人々の雇用も生み出せることにもなります。
生産過程から環境に良い加工品が増えれば、より人も地球も元気に豊かになっていけます。


「(8)持続可能なエネルギー開発の研究支援」


311の東日本大震災、そして原発事故が発生して以来、エネルギー自給は個人的にも、世界的にも大きな課題。
そして、有限である地下資源を使ったエネルギーではなく、持続可能なエネルギーの開発が重要であり、
キブツ八ヶ岳では、自然エネルギー、フリーエネルギーなどの研究開発も進めていく予定です。
そして、その技術などは、すべて公開していき、世界へ普及していくことに貢献するつもりです。


「(9)地域の観光開発の持続化・発展の支援」


八ヶ岳エリアは、多くのお店やゲストハウス、観光地がありますが、個人で経営するのは容易ではないこと。
移住だけでなく、この先に八ヶ岳エリアが世界からも注目されて人が訪れるのが予想される中、
コミュニティで観光に関わる人々の活動を支援していけたらと思っています。


「(10)先端的なIT技術の研究開発・普及の支援」


ITなしにして、これから先のコミュニティ活動を急ピッチに進めていくのは困難なこと。
逆にITを駆使すれば、今の社会での不可能も可能にすることも。
世の中には数多くのITプロフェッショナルがいるため、そんなメンバーが力を合わせられる環境づくりをします。

キブツ八ヶ岳の活動は、もはや文明づくり、国造り、社会づくりと言っても良いほど壮大な規模。

でも「地球人としての自覚、ミッション」からは、それない活動に徹していこうと思っています。

そこで、これらの理念や活動内容に共感いただいた方がいれば、是非とも仲間になってほしいと思っています。

つまり求人募集です。

ただ、一般社団法人キブツ八ヶ岳は、普通の法人組織とは少し違っています。

もっとも大きな違いは

「全員が無報酬」

である組織。

立ち上げたメンバーも含め、全員が基本的に給料が出ない求人募集です。

お金という“条件”を超えた中で、本当に自分がやりたいことは何か?
何をするために、この星にやってきたのか?
自分のミッションをやれる場が、ここにはあるのか?

コミュニティという存在は、個人のミッションを実現する場でもあり、
個人のミッションがコミュニティのミッションであり、
コミュニティのミッションが地球人のミッション、継続できる地球となると思います。

そのためには、1人ひとりが、自分のミッションに目覚めること。

お金という条件は、その目覚めを邪魔する要素の1つになる可能性もあります。

ただ、完全なる単なるボランティアという方針ではなく、
どちらかといえば

「お金がなくても、皆が生きやすく、循環する世界を作ってしまおう」

というスタンスであり、お金という交換ツールを飛び越えて、皆が生きるに困らない社会インフラを作って、
逆にお金に縛られずに、皆がやりたいこと、できることの循環の輪(和)の中で生きていこうよ。と。

また、キブツ八ヶ岳では直接事業をやらないで、支援をする立場なだけで、
コミュニティメンバーには、業務委託という形でお仕事をふることは多々あると思っています。

だからフリーランス、何か事業をやっている方などは、むしろ仕事が増える可能性が高いですし、
営業、広告、集客が苦手、困っているメンバーをサポートするための組織でもあります。

しかも、お金(オカネ)は出ませんが、お米(オコメ)は、給料の代わりに出ます。

半農半Xの農は、コミュニティの田んぼ活動。そこは関わった分だけで、お米として還元する予定。
もちろん、年間食べていけるほどのお米を手に入れるには、それなりのお手伝いが必要となりますが、
田んぼ作業もまた、完全なボランティアではなく、お金ではない形の還元を色々と考えております。

最終的には、外の世界(円の世界、資本主義)が崩壊しても、
このコミュニティは、昨日までと何ら変わらず、皆が豊かに日常を過ごせる状況となること。

完全なる自給自足と独自文明を構築できれば。

ここは国家や民族といった概念も超え、
地球人という存在として、そのためのミッションを実践を通して生きるグループ。

その先には、近い将来に始まる地球内外の人々たちとの文明交流も見据えているため、
彼らとも対等に交流できる意識状態、テクノロジーも準備するつもりです。

そんなユニークなビジョンを持ったコミュニティに是非参加してみませんか?

今回募集するのは

「キブツキャスト」

と呼ばれるコミュニティメンバー。

いわゆる、普通の会社の社員などと同じような立ち位置です。
議決権も持つため、年に1度の総会にも出席できます。

ただ、給料が発生しないため、条件さえ合えば、基本的に
会社員の方、主婦の方、フリーランスの方、フリーターの方、誰でも大歓迎です。

お願いしたい役割は、基本の田んぼ作業(それぞれ関われる範囲で十分)に加え、
キブツ八ヶ岳の運営に関わる様々な分野。

上記で掲げた事業を自分で立ち上げるのもよし、誰かがやっている事業のサポートでもよし、
本部事務局の事務作業、取材、運転手、子守、料理担当、掃除担当、もうなんでもアリです。

自分ができる「X」を何かしら提供しながら、ご自身のミッションを生きていただけたら。

「年齢的に農業はできないけど、農業をやっているメンバーの子供のお世話をすることなら」

そんな条件でも全然大丈夫。大切なのは、理念に共感し、想いを持っていることがもっとも大事だと思っています。
どんな身近なメンバーでも、理念を理解しておらず、付き合いで参加するなら、それは逆にお断りします。

ただし、もっとも重要な条件として、今回の舞台は八ヶ岳であり、田んぼ作業も基本としてあるため

「八ヶ岳エリアに拠点がある人」

がキブツキャストの条件となります。

定住されてる方、二拠点で通っている方、そんなメンバーが中心になってしまいます。

「えー、ここまで来て活動に関われないの?」

と思われてしまいますが、続く第二弾の募集として

「キブツゲスト」

というメンバーの募集を3月20日から開始します。

こちらは、キャスト以外の方で、有料会員となって、キブツ八ヶ岳の活動に関わって頂くことになります。

キブツゲストの場合は、国内外の地域はどこでも大丈夫ですし、田んぼ作業の手伝いなども必須ではありません。

オンラインで、キブツ八ヶ岳の活動をくまなく配信する予定であり、またオンライン講座、ワークショップも多数、
もちろんなんと言っても、リアル活動のコンテンツも充実しております。

オンラインは畑や田んぼの自給菜園講座の配信、オンラインヨガの配信、上記活動の1から10の活動レポート、オンライン婚活
などなど、日々オンラインのコンテンツやプログラムを充実させていく予定であり、
リアル活動では、畑や田んぼの活動への参加だけでなく、機織り体験、陶芸体験、各種提携施設の利用、
また山登り合宿、リトリート合宿なども企画する予定です。

イメージとしては、未来型循環コミュニティのテーマパークの年間パスポートを持っており、
自宅や遠く離れば場所にいても、オンラインで、そのメンバーの一員のように情報も受け取れ、
いざ、時間ができたら、現地にいって活動に参加できるというもの。

それが、キブツゲストであり、春からメンバー募集となります。

まず、今回は、実際に八ヶ岳の地でコミュニティ活動の基盤を作っていく

「キブツキャスト」

の募集です。

ご興味ある方は、是非とも以下の応募フォーマットより、必要項目を入れて応募ください。


《一般社団法人キブツ八ヶ岳会員申し込み》

活動への参加頻度を気にする方もいると思いますが、確かに幽霊キャスト(名前だけいる人)は
極力避けたいのもあるものの、まずは想いや実現したい夢、ビジョン、目的の部分を最重要視します。

是非とも1人でもご縁あるメンバーと一緒に活動できますように。

なお、世帯の中で1人が代表となって加入していれば、ご家族においては「家族枠」として、
コミュニティの活動のサポートにスポット的に参加できます(田植えを一緒にやるなど)。

また、キブツキャストもキブツゲストも、スマホをベースとした

「コミュニティアプリ【タグコレ】」

という独自SNSアプリケーションを運営で利用する予定であり、
スマホを持っていない、活用できないと、今すぐの参加は難しいかもしれません(応相談)。

それでは、まずは八ヶ岳エリアに拠点がある方からになってしまいますが、
皆様のご応募お待ちしております。

※今回のキブツ八ヶ岳(組織、キャスト、ゲスト)の概要、事業内容の詳細など、
立ち上げメンバーの滝沢泰平、真弓が動画で説明しております。

動画の方がよりわかりやすいので、是非ともご覧いいただけたらと思います。