キブツ八ヶ岳収穫祭、ベーシックインコメ スタート

ベーシックインコメ(basic income)、本日よりスタート。

キブツ八ヶ岳では、キブツキャストと呼ばれる村人全員に1年分のお米として60kgが無償で与えられます。

キブツキャスト2021は、全員で105名いるので、必要なお米は全部で6,300kg。

このお米をそのまま配るのではなく、お米交換券として

「コメコイン」

というコミュニティ通貨を発行し、これはデジタル通貨のため、アプリとしてスマホやパソコンで利用できます。

本日の蠍座新月、いよいよ105名の1人ひとりのアカウントに1人60,000コインが付与されました。

1コイン=1gのお米

が交換レートです。

アプリを開き、このコメコインを好きなタイミングに好きなだけお米に交換できます。

アプリで交換申請し、あとはお米の交換所(これはリアル)に行き、申請した分のお米を持ち帰るだけ。

あとは、今の段階では、お米の交換以外にも、誰かにコメコインをプレゼントしたり、特定の条件の人に寄付することができるようにもなっています。

日頃お世話になった人への感謝の気持ちにコメコイン。

農作業頑張っていた、あの人にコメコイン。

誰かにサポートを受けたお礼に、お金だといやらしく、そんな時はさりげなくコメコイン。

特定の条件とは、今は子供コメ手当がメインであり、寄付したコメコインは、子供の多い家庭に分配されるようになったいます。

今後、コミュニティ内で様々なサービスやコミュニケーションが活発になれば、もっと色々な場面にコメコインが使えるようになります。

お金の代わりというよりは、感謝の代わりにコメコインという目に見える形に変え、感謝の循環が盛んになることが目的であります。

コメ本位制なので、コメは古米となって価値が下がるため、コメコインには利用期限があるのも特徴的。

これがベーシックインコメであり、中学生の頃、一生懸命覚えたカム(come)は、やはりコメ(come)だったのです。

さて、そんな親父ギャグのキブツ八ヶ岳は、季節ごとにお祭りイベントを開催してます。

春夏に続き、秋は収穫祭を11月23日に開催。

場所は、やつは株式会社敷地です(お車の方はGoogleマップで検索を)。

ここで新米試食販売会として、参加者に無償で新米おにぎりを振る舞います。

無農薬・無化学肥料の自然栽培米。

さらに畑で採れた自然栽培野菜を使った汁物も無償提供。 

サツマイモは、みんなで焚き火をして囲んで焼き芋。

秋の八ヶ岳で、火を囲んで語らいます。

ドームハウスは、この日は音楽ホールとして活用し、午前10時から中野智香子さんなど
432hzの楽器の無料音楽コンサートを開催してます。

敷地の外では、キブツフリーマーケットも開催中。

ここでは、ハンドクラフトの作品や農産物もありますが、本当の意味での

フリー(無料)

マーケットとして、タダで必要なもの持ち帰れるコーナーも作ります。

年末に向けて身の回りのものを整理する中、自分で持っているより、誰かが活用した方が良いものはたくさん出てきます。

メルカリで売るのも、送るのも手間。それより、思い入れもあるので、せっかくならわかる人に大切に使って欲しいもの。

子供用品、子供服などは、コミュニティで使い回すのが1番無駄もなく経済的。

そんな無料・有料の入り混じったなんでも市場となっていますので、是非お買い物も楽しんでください。

電車でお越しの方は、9時40分より、JR小淵沢駅から送迎車が出ます。

帰りはお昼に2本駅までの送迎車が出ます。

さらにこの日は、同じ敷地内にあるミキLABOもグランドオープン。

お米を加工して発酵させたミキの工房がありますので、そこで試飲もでき、購入もできます。

ミキ伝道師の田町まさよさんが、イベント中滞在してます。

こちらのイベントは、キブツメンバー以外でも、誰でも参加できるものです。

是非この機会に八ヶ岳へ、キブツ八ヶ岳へ。

最後に、先日にキブツ八ヶ岳事務局にイスラエル大使館から連絡が入りました。

来年2022年には、日本とイスラエルは国交樹立70周年を迎える。

そこでイスラエルの新聞社が、日本のキブツ運動の交流を記事にしたいと。

こうした相談をイスラエル大使館が受けて、日本でキブツ活動をしている団体を探したところ、まずキブツ八ヶ岳がヒットしたのだと。

今年に立ち上げたキブツ八ヶ岳にしては、なんともタイミングの良い話。

「もちろん、お力になれることがあれば、何なりと協力します」

と返答済み。

「それは大変助かります」

とイスラエル大使館は喜んでいました。

もちろん、こんなご時世なので、どうなるか分かりませんが、是非とも良い展開に進めば、キブツ八ヶ岳をイスラエルメディアに取材してもらいます。

そして、その次は、八ヶ岳のキブツからイスラエルのキブツにも人を派遣して交流したいものです。

もちろん、その先には、イスラエルのキブツの人々を逆に八ヶ岳に派遣してもらい、国境を越えて、キブツ同士が交流できたら。

イスラエルでもない、日本でもない、同じ地球の同じ地球人同士が、こうやって交流が深まると、なんだかとっても平和的なイメージが湧きます。

ユダヤ人から学ぶことも多々あるし、日本人から学んで欲しいことも多々あります。

子供たち、若い人にも、是非とも早くからイスラエルやユダヤを知って欲しいし、ノーベル賞の受賞者30%以上も出すユダヤ教育は、世界一の教えであり、そんな叡智も色々と教えて欲しいものです。

ユダヤ人は男子が13歳で成人、女子は12歳で成人の扱いであり、もう大人として責任を求められます。

それがユダヤ人の若者が、早くからとてもしっかり自立している理由でもあり、今の日本も見習って何かしら取り入れたい文化でもあります。

こうしたコミュニティ活動を通して、地球が1つになり、世界がより平和になることを心より願っております。

ということで、皆さん遊びに来てくださいね。