八ヶ岳を歩く

八ヶ岳トレッキング。

山頂を目指す登山だけでなく、八ヶ岳の周辺は適度な散歩コースで歩き回れるコースがいくつもあります。

そのうちの1つ

「天女山 – 美し森」

もまた人気のトレッキングコース。

名前が素敵な天女山は、八ヶ岳の霊峰「権現岳」に登る(入る)ための入り口に山頂がある、これまた太古の昔からの霊峰。

ここには、かつて天女が住んでいたという伝説があります。

天女が身を浄めた天の河原、舞衣を浄めた羽衣の池なども伝説の地も、今も残っています。

ただ、かつての聖地である羽衣の池は、今は山の整備ができいない証拠か、詰まって泥沼化している姿を見ると少し胸が痛いですが・・・。

天女山から美し森までは、片道ざっと3時間ほど。途中に牧草地帯もあり、雄大な景色が広がって気持ちが良いコースです。

帰りのコースは、清里から川俣川渓谷を通って、大好きな「吐龍(どりゅう)の滝」を経由して帰宅。

田舎に行けば行くほど、自然暮らしと言えども車社会となり、自分も普段は、なかなか

「八ヶ岳を歩く」

ことはありませんが、八ヶ岳周辺を歩くのは、とても新鮮で新たな気付きも盛り沢山。

八ヶ岳に遊びに来た際は、是非トレッキングもどうぞ。

【天女山の由来】
 昔々、諸国の神々が瑞穂の国の中程にあたる齋の杜(今はことばがなまって「美し森」と呼ばれている)を盤座の山と定めて、八百万の神々が天下り、年に一度集まり、その歳の国を治める掟を話し合うならわしがあった。この杜が齋庭として使われていた。これが終わると天女山に住む仕女を招いて、舞を奉仕させた。仕女は齋の杜にはべる時は、天の河原で身を浄め、舞衣は羽衣の池で洗い浄めて用いた。天女はこの地に好んで住むようになり、この山を天女山と名付けられた。