霧の摩周湖(ましゅうこ)も7年ぶり。
バイカル湖に続く、世界で2番目に透明度が高い神秘の湖。
一方でまた、霧の摩周湖という名前から、霧深く、年間100日は霧に覆われており、特に夏は50%以上の確率で霧が覆って、なかなか湖面が見えないとも言われています。
7年前に訪れた際は、朝から土砂降りの大雨であり、霧の摩周湖も本気を出して、駐車場に着いた時には、5m先も真っ白で何も見えないほど、完全ホワイトアウトの状態でした。
こんな状態なので観光客はゼロ。
ところが車を止めて外に出ると雨がサーっと止み、徐々に霧が晴れて、いざ湖を望む展望台へと進むと、見事に摩周湖が姿を現しました。
でも、本当の奇跡はそれから。
「湖には龍がいる」
とは古代から言われたものですが、何もなかった空間から突如として不思議な雲が発生し、湖を舞台に両サイドからニョロニョロと形を変えながら中心に近づいてきました。
すると向かって右側の雲は、徐々に顔ができ、ツノが生え、手足も出てきて見事な龍の姿に。
今度は向かって左の雲は、ツルッとした蛇のような顔立ちであり、口の中に玉を加えた姿に変わったのでした。
龍と蛇。どちらも大きな括りでは「龍」ですが、その2つの存在が、ちょうど湖の中心で重なり合い、1つになって山の奥へと帰っていったのでした。
2014年8月の出来事。それから我が人生は大転換が起こり、紆余曲折を経て今に至っていますが、思い返すと、あの龍との出逢いが1つの節目だったように思います。
7年ぶりの摩周湖は、前回とは打って変わって快晴の空。
龍神様一休みで太陽神アマテルへ切り替わり、それはそれは美しい摩周湖を堪能することができました。
千と千尋の神隠しではないけど、川や湖には本当に龍がいると思っています。
摩周湖をはじめ、地球上の湖がいつまでも美しくいられますように。
世界の水が綺麗になるように。
地球人の汚名返上、挽回はこれから。