気づけば神津島(こうずしま)に。
お盆、我が家のご先祖の墓は秋田県秋田市と石川県羽咋市にあるのですが、今年は能登半島へ行こうと計画。
墓参りだけでなく能登(珠洲市)などが活発に動いており、なんだかとても気になっているから。
それと息子は佐渡島で味をしめた”釣り”がやりたく、またキャンプもやりたいとなって、お盆の大混雑になんとかキャンプ場や宿を手配。
が、直前に息子が体調を崩し、北陸の旅はすべてキャンセル…。
幸い体調はすぐ回復したものの、北陸方面は天候はずっと悪く、今さらどこに行くかと地図を見たら
「伊豆半島」
が目についたので、急遽伊豆へ向かうことに。
なぜなら台風一過の予報で唯一天気が良さそうだから。
出発前夜、なんとか西伊豆で一軒一室だけ民宿にキャンセルが出て宿を確保し
「よし行くぞ」
と当日朝に準備万端で出発すると、宿から電話。
「前日の台風で断水となり復旧の目処がたたず、宿泊はキャンセルで…」
なんと、旅に出てすぐに宿なし。
他に空いている宿もなく、旅の途中どこかでキャンプをしようと思っていたので、キャンプ場に連絡しまくるもどこも満杯。
「ここでダメなら諦めよう」
と最後に電話したのが、伊豆半島最南端の石廊崎のキャンプ場。
「ほとんど水没してますが、1区画なら…」
と、なんとかキャンプ場は確保。
まさか能登半島の最北端に行こうと思っていたのが、真逆の伊豆半島の最果てまでやってくるとは。
そして、また地図を見ているとお隣の下田からフェリーの航路があり、そこから伊豆諸島の神津島へ渡れる道が。
「おー、伊豆諸島はずっと行きたかったから島に行こう」
と、これまた思いつきで石廊崎でキャンプした後、これまたお盆で一軒一室だけしか空いてなかった宿が確保でき、行ったことも聞いたこともない神津島へ。
神津島、かつて伊豆諸島を生み出した神達が、この神津島に集って会議をしていたことから
「神集島」
と、かつて呼ばれていた島であり、少し話題となったのは、映画
「天気の子」
の主人公の出身地である島であるとか。
ここは湧水がたくさん湧いている
「水配り神話の島」
としても有名であり、自然豊かで海もとても綺麗で、もちろん釣りもメッカ。
神々の集会場である聖なる天上山は、それなりの登山道具が必要なので、今回は里から神様へのご挨拶として
「物忌奈命神社(ものいみなのみことじんじゃ)」
「阿波命神社(あわのみことじんじゃ)」
の二社もお参り。
これらもまた饒速日や瀬織津姫を感じる場所。
富士火山帯に属する伊豆諸島、そして神津島。
富士山の活動が活発化している中、伊豆諸島も活発化しており、引き続き伊豆諸島は色々訪れようと思ってます。