サバイバルの時代に必要な救命知識

昨日は、キブツ八ヶ岳主催で
 
「屋外救命講習」
 
を実施しました。
 
“ちつのトリセツ”で有名な助産師たつのゆりこ先生、
“ミキ伝道師”の田町まさよさんは、現在
 
「滝行体験」
 
を八ヶ岳で実施しており、滝沢もまた、キブツ内で山登りなど、アウトドアイベントも多数あるので、万が一の事態にも、冷静に適切な判断と動きができることが大切なため、みんなでプロから教わろうと。
 
今回は、たつの先生の繋がりから、お隣の原村より坂本元太さんという救命講師をお招きしました。
 
坂本さんは、もともと横浜の消防隊長だった方で、現在は八ヶ岳でフリーランスで登山ガイドや救命活動に参加。
 
山小屋からの救助の相談に乗ったり、プロの救助隊に指導するほど救命活動のプロ中のプロ。
 
講義と実践を含めてたくさん教わることができました。
 
都会では、救急車は呼んでから平均で9分でやってきますが、八ヶ岳のような山の中では、救急車を読んでも、20分以上も待つのは普通のこと。
 
その間、何もできずにあたふたしていては、救える命も救えなかったりと、なりかねないので、最低限の救命に関わる知識は必要不可欠。
 
意識の確認
呼吸の確認
脈拍の確認
出血の確認
 
などなど、一次救命処置に関するイロハを実践。
 
もちろん、胸骨圧迫(心臓マッサージ)と人工呼吸も人形さんを使って練習。
 
また、登山ガイド、登山救命のスペシャリストということもあって、登山中の怪我などに対する処置方法も学びました。
 
というのも、先日の権現岳登山では、参加者の1人が下山中に疲労によって歩けなくなり、滝沢がおんぶして下山するという出来事がありました。
 
ちなみに、過去20回近く、権現岳は団体やグループで登っていますが、おんぶ下山は2回目。
 
女性にしても、男性にもしても、人を1人かついで下山というのは、人間の限界を超える体力と気力が必要です。
 
山は何があるか分からないので、引率する責任者としては、あらゆる事態に備えておく必要があります。
 
そして、何よりも、これから先の世の中は、山だけでなく、都会でも、全国各地でも、何が起こるかわかりません。
 
本日、阿蘇山が噴火しましたが、今は日本全国で火山活動が活発化しており、それに合わせて地震も必ず起こります。
 
自然災害は、今後も度々起こるでしょうが、自分の命を守ることはもちろん、家族の命、周囲の人々の命を守ることも必要になってきます。
 
防災道具や備蓄も大事ですが、救命講習は、これからのサバイバル時代に必要不可欠な内容がてんこ盛りであり、是非とも多くの人々が学んだ方が良いと思いました。
 
また、キブツ八ヶ岳でも企画しますが、お近くでも講習があれば、是非皆さん参加されてみてください。