「三年続けてお参りすれば一生お金に困ることは無い」
と言われる、日本一の金運パワースポットの
「黄金山(こがねやま)神社」。
もう名前からして金ピカピカの究極の金運神社は、宮城県石巻市の牡鹿半島東南端に相対する太平洋上の無人島
「金華山(きんかさん)」
にあります。
あの東日本大震災の震源地からもっとも近かった場所である金華山。
仙台六芒星の旅が決まった後、直前になって不思議な“夢
”を見ました。
どこか地下施設のようなエリアにて、宝物庫のような建物があり、そこには
「金の延べ棒」
が大量に保管されていました。
神職のような、管理人のようなスタッフが管理して、人の姿はありましたが、誰にでも簡単に入れるエリアでもなく、宝物庫は驚くほど警備も施錠もずさんであり、盗もうと思えば、簡単に盗めちゃうほど、簡易的に大量の財宝が隠されていました(もちろん盗みませんでしたが!)。
「ここはどこだろう?」
と心の中で思うと、夢の中で
「キンカサン」
という言葉が聞こえてきました。
「キンカサン?ってどっかで聞いたことがあるなぁ・・・」
と思いながら目を覚まし、そこでネットで“キンカサン”を調べました。
すると
「金華山(岐阜)」
と
「金華山(宮城)」
の2つの金華山が出てきて、詳しく調べると、宮城県の金華山の黄金山神社は
「日本で初めて金が産出されたことを祝し、建てられた神社」
とありました。
「おぉ、たぶんこっちだ!ちょうど宮城県に行くし」
と、金華山へのルートを調べると、なんと船でしか行けない無人島で、しかも今は毎週日曜日しか、定期船が出ておらず、今回の宮城滞在は、火曜〜土曜でタイミングが合わずでした。
「おかしいな、呼ばれた思ったのにー」
と思って、さらに調べると、なんと年に4回だけ土曜日に
「金華山パワースポットツアー」
というのをフェリー会社が企画しており、運よく自分が宮城を出る最終日の土曜日が、その最後のツアーの日でありました。
とは言え、翌朝より稲刈りイベントがあるため、その日中に八ヶ岳に戻らないといけないのに、夕方までびっちりのツアー。
「まぁ、お呼び出しとなれば仕方ない。とりあえず行ってから考えるかぁー」
と、思い切ってパワースポットツアーに申し込みをしました・・・。
というか、時間よりも何よりも、こう見えて超人見知り&団体行動が超苦手。
「ほぼ丸一日、知らない人と、しかもパワースポットツアーなんて耐えられるのか?」
これはまた自分の中では大きなチャレンジ。
とは言え、珍しく夢で思いっきり出てきたので、これは行かないと後が怖いと思い、仕方なく当日にツアーに参加しました。
六芒星&四神巡り、素晴らしい晴天に恵まれた宮城滞在でしたが、迎えた土曜日、見事に暴風吹き荒れる大雨・・・。
女川港に着くと、その勢いはさらに増して大嵐に。
自分を呼んだ存在は、そう大龍神でありました。
龍神嬉ション大歓迎の中、かろうじて船は出航。
自粛明けもあってか、ツアー参加者は30人近くいて、船も満席でしたが、転覆するかのような大波に揺られて1時間弱、次々に口を覆いながら参加者が船尾へ移動するカオス・・・。
全員ヘロヘロになりながらも、なんとか竜宮城とも言える金華山へ到着。
ここは島全体が神域の無人島であり、島そのものが御神体であります。
神社は丘の上にあるのですが、早速話を聞いておらずに送迎車に乗り遅れ、暴風吹き荒れる中、神社まで15分ほど歩きます。
ただ、参道に入ってびっくり。
「ここは戸隠?」
と思うほど、超巨木の並木が立ち並んでいました。
「ここは金運なんて表向きで、相当なパワーが渦巻く、驚異的なパワースポットかも・・・」
他のツアー参加者の目的は、金運上昇、お金持ちになることが理由のようで、ツアーガイドも金運の話ばっかりでしたが、もっともっと、金華山は深い意味がたくさん隠されている聖地だと思います。
神社に到着し、休憩所でお弁当が配布。
「13時からパワースポットツアー始めますから、それまで休憩しててください」
時計を見ると、12時20分。
境内の中を見渡し、そこを感じると、自分を呼んだ主は、ここにおらず、ふと目をやると
「山頂はこちら」
の看板が。
「山頂?金華山というからには山があるのかな?」
とにかく大雨の嵐で景色が何も見えず、事前に下調べも何もしていないので、わからないことだらけですが
「えっ?まさかの山頂ですか?」
ということで、山頂へのコースを調べると、片道1時間。
「・・・さよならツアーの皆さん!」
ということで、イスラエル旅行でも夜中に脱走してましたが、金華山でも開始前に脱走。一応、少し遅れて参加すればなんとかなるかと。
土砂降りの中、登山の格好もなく、傘をさしながら猛ダッシュで登る。
普段八ヶ岳の山々で遊んでいるおかげもあって、20分ちょっとで山頂へ。
もう、山頂まで来ると崖に吹き飛ばされんばかりの突風であり、龍神さんのボルテージもMAX、大興奮。
山頂には
「大海祇(おおうみつみ)神社」
という神社があり、ここはかつて“龍蔵権現”と呼ばれていたところ。
そして、その脇に、不思議な石組みをされ、中心に“卵”のような石が祀られた祭壇があります。
「おー、ここだ」
ということで、龍蛇神への貢ぎ物である卵を前にして、夢に出てきた存在と少し対話。
ふむふむ、一応シェンロン(神龍)さんに、こちらのご用件もお伝え。
そして、無事に訪問も終えたので、忍者のように山を駆け下り、なに食わぬ顔で、少し遅れてツアーに合流。
その後、雨は止み、晴れ間も覗かせていましたが、しっかり金運のお話も聞きながら、ちゃっかりツアーも楽しんで来ました。
そうそう、そう言えば、直前まで六芒星巡りでご一緒していた鳴海周平さんは、仙台へ来る前に、ちょうど
「岐阜の金華山ツアー」
を開催して訪れていたそうです。
なので、金華山の夢を見て、帰り際に宮城の金華山へ行くことを伝えるとシンクロに驚いて
「両方の金華山って繋がっているね」
ということで、鳴海さんから受け取ったバトンも、しっかり山頂で繋いでおきました。
自分の場合、お呼び出しがない限りは、もう行かないと思いますが、興味ある方は是非訪れてみてください。
三年連続で参れば、一生お金に困らないとのことですが、お金持ちになるのと、お金に困らない生活をするのは別のこと。
でも、金運アップとは別に、かなりのパワースポットであるのは間違いないです。
これにて宮城県巡礼の旅は終わり。八ヶ岳には真夜中に戻りました・・・。