砂漠を抜け、イスラエル最南端のエイラットへ到着。
イスラエルの歴史が詰まった広大なネゲブ砂漠を超えた先には、真っ青だけど
「紅海」
という名前の海に出ます。
写真では表現出来ないけど、紅海は僕が人生で見てきた海の中では最も美しい海と思える1つ。
見たことのない濃くも鮮やかなブルー。
そして岩山とのコントラスト。
ここも楽園。
イスラエルの最南端は、とんがった剣のような地形であり、この紅海のアカバ湾を囲んで
*エジプト(タバ)
*イスラエル(エイラット)
*ヨルダン(アカバ)
が、グルっと目と鼻の先の範囲で隣接しています。
エイラットからちょっと西へ行けばエジプト国境であり、その先はシナイ半島のシナイ山。
今はテロリストの巣窟となっているため、この先は安易に立ち入れませんが、近い将来にシナイ山も訪れたいと思います。
エイラット、ここに今から50年以上も前に1人の日本人が降り立った。
その名は、バラさん(榊原茂)。
若き頃のバラさんは、日本に希望が持てず
「お前の希望はイスラエルにある」
というお告げだけを頼りに、片道切符の船に乗り込み、1ヶ月かけて、このアカバ湾のエイラットからイスラエルへ上陸。
そこからキブツで過ごし、路上生活も体験しながらイスラエルを巡り、やがて世界にも代表する日本人イスラエルガイドとなって、永住権も与えられ、国家首脳陣の通訳もこなすほどに。
僕は8年前にバラさんと出逢い、イスラエルの魂を持つ日本人として、日本人に紹介したく、そこからイスラエルへ通うようになりました。
昨年末、イスラエルで約50年過ごしたバラさんは、天に還ってしまったので、7度目にしてバラさんがいない初のイスラエル。
2016年にはイスラエルで結婚式を挙げることになったのも、バラさんがきっかけ。
バラさんは神父さんとなってガリラヤ湖の船上で祝福してくれました。
バラさんのイスラエルの原点であるエイラットで哀悼の祈り。