この連休、八ヶ岳はかつてないほどの大混雑。
大自然の中なのに、あっちもこっちも大渋滞。
東京と山梨を繋ぐ中央道は、上り下りともに50km以上、時には70kmにもおよぶ大渋滞であったとか。
海外へ行けない、Go Toキャンペーン、日頃の引きこもりのうっぷんの解消などなど、様々な事情が重なったのでしょうが、不動産バブルが八ヶ岳で始まっているように、日に日に都会から地方へ関心を向ける人が急増しています。
ちょうど春分の頃から始まったコロナ禍による社会の変化も、秋分で半年となります。
「たった半年?」
「もう半年!?」
感じ方は、人それぞれかもしれませんが、個人的には
「たった半年で、これまでの常識が次々に覆されている」
という印象を様々な場面で感じます。
特に顕著なのが、都会暮らしのステータスというもの。
「八ヶ岳ってどこ?」
「山の生活って不便そうだね」
「田舎暮らしって理想はあるけど、現実的にはなかなか」
自分自身が八ヶ岳生活を始めた7年ほど前は、まだまだ八ヶ岳という場所も、田舎暮らしというのも、都会から見れば異端な暮らしでありました。
でも、今は
「八ヶ岳良いなぁ」
「1日でも早く移住したい」
「もう都会は限界」
という方々が、連日八ヶ岳にも訪れています。
特にテレワークなどが主流となってきており、場所を選ばずとも、仕事を変えずとも、暮らしを変えられることがわかったビジネスマンの多くが、都会から地方へと意識を向けています。
この流れは、ワクチンが完成してコロナ禍がひと段落したところで、もう収まることはないでしょう。
今年から始まり、ここ数年間の間に、自然な流れで都会から地方へ人の流出が始まります。
また都会と田舎の両方に拠点を持つ方など、様々なライフスタイルが確立されていくことでしょう。
都会に残ること、地方へ移ることの良し悪しはなく、その人、その家庭において、より理想となる暮らし方が選べることは良い傾向だと思います。
それよりも、半年で都会のステータス、都会の常識が変わってしまったように、これが1年、2年、もっと異常事態が続くと、この社会、大きくは文明の常識そのものも変わってしまうことがあり得ると思います。
働き方の常識、家族の常識、お金の常識、宗教の常識やあり方。
「西暦が終わります」
ある日、そんな発言が世界的に発表されてもおかしくはないのかもしれません。
考えてみれば、2000年前に存在していた1人のユダヤ人の誕生が世界の時間の軸となっているのも、不思議な社会だと思います。
「冷静に考えてみれば都会にいなくとも」
「冷静に考えてみれば西暦に縛られなくても」
「冷静に考えてみれば家族(夫婦)という概念に縛られてなくても」
普段、当たり前に思っていたことに、なんだか違和感を感じる機会が、この先もますます増えてくると思います。
こうして、1人ひとりの意識が大きく変化していき、地球人全体の集合意識が変わってしまうほどの変化の流れに沿って、新たな常識が台頭してくるかもしれません。
「地球以外にも人類がいてもおかしくはないかも?」
聖書の終わりとともに、1つの地球文明の周期が終わる今、間違いなく時代は宇宙と繋がる時代へ。
これまでの地球常識、地球価値観、地球の当たり前のすべてを一度崩壊させないと、新たな宇宙常識、宇宙価値観、宇宙の当たり前を受け入れることはできません。
コロナから始まった崩壊は、都会神話に限らず、資本主義経済、国、民族、文明そのものの崩壊へ繋がっていくことでしょう。
ただ、破壊と再生はセットであり、すべては次なるステージへ進むため。
秋分明けの今、またさらに旧い時代から新しい時代へシフトしていくと思います。