もし次の疫病大流行(アウトブレイク)が来たら?私たちの準備はまだ出来ていない(ビル・ゲイツ)
子供の頃
私たちが一番恐れていた災害といえば
核戦争でした
地下室にはこんなバレルがあり
その中には缶詰や 水が貯えられていました
核ミサイルが飛んできたら
私たちは地下へ降りて
うずくまり
バレルの食糧を食べるのです
00:35
いま 最大の世界的危機は こんな姿はしておらず 代わりにそれはこのようなものでしょう もし1千万人以上の人々が 次の数十年で亡くなるような災害があるとすれば それは戦争というよりは むしろ感染性の高い ウイルスが原因の可能性が 大いにあります
ミサイルではなく
微生物なのです
その理由の一つは
これまで
私たちは核の抑制に
巨額の費用をつぎ込みましたが
疫病の抑制システムの創出については
殆ど何もやって来ていない事です
よって
私たちは次の疫病の蔓延への
準備が出来ていないのです
01:17
エボラの例を見てみましょう
皆さんきっとエボラについて
新聞で読まれたでしょう
とても厳しい危機です
我々がポリオ撲滅の状況を追った時の
ケース分析ツールを用いて
エボラの状況を追跡しました
観察していて分かったことは
システムが不十分で状況に
対処し切れていなかった
ということではなく
そもそもシステム自体すら
存在しなかった
ということでした
事実
非常に明らかな幾つかの
ミッシング・ピースは
01:48
急な召集にも応じ出動できる
―そして出動するべきだった
疫学者達の一団はいませんでした
疫病の感染拡大
状況を観察し分析する人々です
症例レポートは
紙ベースで送られてきました
報告書が電子化されるまでに
とても時間がかかり
しかもその内容は間違いだらけでした
招集に応じ出動する
医療従事者のチームもおらず
人々の準備や体制を
整える手立てもありませんでした
国境なき医師団は大変うまく
ボランティア達を指揮しましたが
それでも私たちは
これらの国々へ何千人もの
支援者を送り込むのに
無駄な時間を要したのです
規模の大きな伝染病が起こると
何十万という支援スタッフが必要となります
現地では
治療が適切に行われているかを確認する人員すら一人もおらず
診断方法を見る人も
どんなツールが使われるべきか
判断する人もいませんでした
スタッフがいれば
例えば生存者の血液を採取し
それから作った血清を人々に注射し
免疫を作ってみたりできたでしょう
しかしそれは実現されませんでした
つまり
見落とされた事が
数多くあったのです
これらは
実に
グローバルな規模の失敗です
WHOには疫病をモニタリングする為の研究費はありますが
こうしたことを行うための資金はありません
映画は現実とはかなり異なります
この美男美女の疫学者達は
常に出動準備万端で
現場に駆けつけ
救援に成功します
でもそれはハリウッドの空想世界です
03:19
予め対策が準備できていないだけで
次の疫病がエボラよりも
劇的に危機をもたらすかも知れません
今年エボラが蔓延した段階を
見てみましょう
およそ1万人が亡くなり
ほぼ全員が西アフリカの
3カ国の住民でした
これ以上に
感染拡大しなかった理由が3つあります
一つ目は
ヘルスワーカー達による
英雄的な努力です
エボラ患者を発見し
感染が広がるのを防ぎました
2つめはこのウイルスの性質です
エボラは空気感染をしません
患者が感染源となるまで悪化した頃には
通常症状が重過ぎてベッドから動けません
3つ目に
感染は都市部に
あまり行き着かなかったことです
これは単なる運です
もし
エボラが都市部に感染拡大していたら
症例数はもっとずっと増えていたでしょう
04:15
次はそう運に恵まれないかもしれません
ウイルスの中には
感染していても症状が無く
そのまま飛行機に乗ったり
市場に行ったりするケースもあります
ウイルスの感染源はエボラのような
自然由来の疫病だったり
バイオテロでもあり得るのです
よって
シナリオが劇的に
悪化する理由は色々とあるのです
04:36
この
空気感染によりウイルスが
広がるモデルを見てみましょう
1918年のスペイン風邪の例です
このような事になりました
猛烈な勢いで
世界中に瞬く間に蔓延し
3千万人以上の感染者が死亡しました
これは危機的な問題です 深刻に捉えなければなりません
05:01
しかし実は
私たちは優れた
対策システムを作ることが出来るのです
私たちには既に活用出来る科学や
技術があるのです
私たちは携帯電話で
公開された情報を得て
また逆にこちらから情報を発信出来ます
衛星画像により人々の居場所や
移動する様子を知ることが出来ます
生物学における発展のお陰で
病原体に応じて薬やワクチンを
作る時間が劇的に短縮出来ます
病原体に応じて薬やワクチンを
作る時間が劇的に短縮出来ます
私たちにはツールがありますが
これらは世界規模のヘルスシステムの
中に組み込まれなければなりません
そして危機に備えた体制づくりが必要です
05:39
その為の
レッスンは
繰り返しになりますが
戦争に備える事から学べると思います
兵士たちは常時招集に備えています
対策部隊の規模をスケールアップする為の
人員や資源は潤沢にあります
NATOには非常に迅速に
現地へ赴ける機動部隊がいます
NATOは頻繁にウォーゲームを行って確認します
人員が十分に訓練されているか?
燃料や物流の状況が理解出来ているか?
無線周波数の設定は?
そうして人員は常に完璧に
出動可能な状態なのです
こうしたことが
疫病への対策にも必要なのです
06:10
では主なキー・ピースは何でしょう?
第一に
貧しい国々にしっかりとした
病院・健康保証システムがある事
母親が安全に出産できて
子どもたちが必要なワクチンを
全て受けられるような仕組みです
アウトブレイクの初期の兆候も
そこで把握出来ます
次に
医療従事者達の
待機部隊が必要です
医療に携わるよう訓練され
経験のある
いつでも招集に応じられる
専門知識のある人々です
そして
彼らを軍隊と連携させます
軍隊の機動力を利用し
物流を確保し
感染地の隔離等を
素早く行えるようにです
戦争ではなく
細菌の
拡大シミュレーションをして
対策の為に欠けている要素をあぶり出すのです
前回アメリカで細菌シミュレーションが
行われた際は
2001年でしたが
良い結果ではありませんでした
細菌との戦いは
今のところ人類の負けです
最後に
ワクチンや診断の分野での
研究開発がもっと必要です
例えばアデノウイルス系ワクチンのように
非常に速く効く
目覚ましいブレークスルーもあります
07:18
これに必要な
正確な予算はわかりませんが
予期され得る被害に比べれば
大したことのない額だと確信しています
世界銀行は
世界規模での
インフルエンザ大流行が起これば
世界の総資産が360兆円以上の
打撃を受けると推定しています
加えて
何百万人という死者が見込まれます
こうした投資は
単に疫病への準備が出来る
という事以上の大きな利益を生みます
プライマリケア
研究開発
これらは世界的に
健康における公平性を向上させ
世界をより
公正で
安全な場所にすることでしょう
07:53
ですから
私はこれが
喫緊の課題だと考えます
パニックに陥る必要はありません
スパゲッティの缶詰を買いだめしたり
地下室へ逃げ込む必要はありません
でも
時間は味方をしてはくれません
今すぐに
取り組み始めなければ
08:06
実際
エボラの蔓延から得る
何か一つ良い教訓があるとすれば
私たちが準備を始める為の
警鐘となったということでしょう
今始めれば
次の疫病への対策は間に合います
08:24
ありがとうございました
これまで
「人類 VS 人類」
の戦争が繰り広げられてきましたが、現在の新型コロナウイルスの世界的な危機は
「人類 VS ウイルス」
となっています。
地球人類にとっての
「敵」
であるウイルス。
その撲滅のための人類最終兵器となるのが
「ワクチン」
であります。
そして、ワクチンといえば、WHOの実質オーナーとも言われる世界長者番付2位の大富豪、マイクロソフト創業者の
ビル・ゲイツ
が世界で最もお金と力を入れている人物。
ビル・ゲイツは、2015年のTEDトークにおいて、
「もし1千万人以上の人々が、次の数十年で亡くなるような災害があるとすれば、それは戦争というよりは、むしろ感染性の高いウイルスが原因の可能性が大いにあります 」
と警鐘を鳴らしていました。
その5年後の今、ビル・ゲイツの恐れていた未来予測は現実のものとなり、多くの人々が世界トップクラスの大実業家の先見の目に
「さすがはビル・ゲイツ」
と称賛することになりました。
そして、今となっては預言者とも言われるビル・ゲイツは、2020年4月8日にアメリカのビジネスニュースチャンネルCNBCのインタビューに答えており
「アメリカは6月頃に一度ある程度普段通りに戻る」
という考えを述べています。
ただ、これは中間的な緩和に過ぎず、
「ワクチンができないと、世界は本当の意味で正常な状態に戻らないだろう」
とも発言しています。
そして、すぐにワクチン開発に100億円以上を寄付し、ワクチン製造工場などに1000億円以上も投資して急ピッチで新型コロナウイルスのワクチン製造を進めています。
それでも、ビル・ゲイツの見解では、ワクチンの流通は
「18ヶ月後」
の見込みであると。
今となっては、喉から手が出るほど必要な
「ワクチン=救世主」
を待ち望む、外出禁止で引きこもり中の世界中の人々。
一歩外の世界も恐怖ですが、家に居れば、連日にウイルスの恐怖と不安をメディアから刷り込まれ、そのストレスは長くなればなるほど尋常ではないもの。
「今はワクチンなんて・・・」
と思っている人も、この非常事態とも言える異常事態が長く続けば、18ヶ月後には冷静な判断もできずに
「すぐワクチンを打ってください」
と我真っ先に駆け込むことになるかもしれません。
ビル・ゲイツが言うように、近いうちに新型コロナウイルスは終息し始め、やがてワクチンの普及によって完全にウイルスに勝利を収め、人類は滅亡の危機から救われることでしょう。
次なるウイルスの脅威にさらされるまでは・・・。
そう、本当のウイルスの危機は、今回の新型コロナウイルスではなく、新たなるウイルス感染の可能性もあります。
それは、空気感染による爆発的な拡大を伴い、致死率も新型コロナウイルスよりも遥かに高いものになるのかもしれません。
「一難去ってまた一難・・・。せっかく新型コロナウイルスのワクチンが出来たのに、また次の感染症とは・・・」
こうして世界中の人々が嘆くかもしれませんが、その時にビル・ゲイツはどんな表情をしているのでしょうか。
2015年のTEDトークでは、戦争の危機よりもウイルス感染の危機を叫んだビル・ゲイツですが、さらに遡ること5年前の2010年のTEDトークでは、現在世界の環境問題で大きなウェイトを占めているCO2問題に対して、どう対処すべきかを語りました。
「ゼロへのイノベーション」ビル=ゲイツ、エネルギーについて語る。
First, we’ve got population. The world today has 6.8 billion people. That’s headed up to about nine billion. Now, if we do a really great job on new vaccines, health care, reproductive health services, we could lower that by, perhaps, 10 or 15 percent, but there we see an increase of about 1.3.
04:29
まずは人口です
現在
世界の人口は68億人です
90億人程度まで増加します
しかし
新ワクチンや保健医療
生殖関連で十分な成果を納めれば
おそらく
10%から15%抑えることができるかもしれません
しかし今は 増加率を1.3と見ています
人類の救世主となるはずのワクチンが、人口削減の救世主となるワクチンへ。
CO2削減の1つの手段として、爆発的に増え続けている人口を制御する必要があり、そのためにワクチンが役立つと。
「ワクチン=新たな感染症の種」
という陰謀論のような話題は、ネット情報社会となる以前の20世紀にもいくつか見受けられており、その代表的なケースが
「エボラ出血熱」
と
「AIDS(エイズ)」
でありました。
エイズの原因となるヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、1950年代にコンゴで使用されたポリオワクチンが起源だという説は、いまだに世界中でも議論の対象となっています。
最初の実験は、1957年から1960年に中央アフリカで感染性の小児麻痺「ポリオ」のワクチンを100万人に接種するところから行われたそうです。
“表向き”はポリオのワクチンと称して、この時にエイズウイルスの血液製剤も混入したようで、これがエイズの最初の発症例の1959年という時期、そしてポリオワクチンをした中央アフリカのコンゴという場所ともぴったり一致しているそうです。
また2014年に西アフリカで大流行したエボラ出血熱においては、救済のために投じられたワクチンの中に逆にエボラウイルスを混ぜて打ち込んでいたとも言われています。
もちろん、どれが真実なのか真相は不明です。
ただ、ワクチンには防腐剤として水銀などの有害物質が混入されており、それだけでも様々な弊害がうたわれていますが、もしもワクチン開発に世界一力を入れている人々が、人類救済ではなく人口削減のためのワクチン開発を行っているとすると、今後の展開には十分に注意をする必要もあります。
実は普通の流行の風邪と大して変わらず、インフルエンザよりも脅威がない新型コロナウイルスを
「史上最大の強敵」
とでっち上げ、世界中の人々を軟禁状態へと誘導し、そこへ不安と恐怖を刷り込み、その先には、確実なワクチン接種を実現する目的もあるのかもしれません。
そのワクチンが、次なる本番のウイルス感染の引き金となるのか、それとも5Gと連動する何かが体内に取り込まれて作用が始まるのか、考え出したらキリがないですが、もしも現在のコロナ騒動に少しでも
「偽パンデミック」
の意図があった場合には、その目的を色々と考察する必要もあります。
ただ、必要以上に新型コロナウイルスの脅威や恐怖を煽るのは、とにかく自粛を促して社会活動・経済活動を世界中でストップさせることが目的で、その先の金融クラッシュや世界恐慌を目論んでいる可能性も無視できないものです。
ビル・ゲイツは、インタビューの中で
「経済と人命のバランスはどうとればいいと思いますか?人命第一だという人もいますが、もし経済的な負担が長引けば結局は多くの人が犠牲になることは避けられないように思えます」
という質問に対して
「多くの人に年配の家族がいて、その人が病気にならないよう願っています。そこにきて、経済を優先するという選択肢はありません」
と回答しています。
もちろん、それはウイルスの脅威が本当のものであれば当然な模範回答。
でも、偽パンデミックにビル・ゲイツも絡んでいるとしたら、それは経済を何としてでも止めたい何かしらの意図が絡んでいるのかもしれません。
とはいえ、これら陰謀論の二元性の世界も超え、ワクチンによる人口削減も金融崩壊もなく、すでに新時代は始まっていて、急ピッチに旧社会のシステムを壊して、いきなりベーシックインカムなどが世界中で導入され、格差もない、誰もが生きやすい調和的な時代へと突入する可能性もゼロではありません。
ただ、それは早くても次の次ぐらいのステップかもしれず、しばらくは現実社会での混乱と疑心暗鬼は長引きそうです。