第十三支族と、なんでもユダヤ人

ウクライナとロシア問題の背景にある

「ユダヤ人」

という言葉。

プーチン大統領は

「ウクライナの非軍事化と非ナチス化」

を実現するために、支配された人々を解放するための正義の行動だと主張。

一方でウクライナのゼレンスキー大統領は、ユダヤ系であり、プーチン大統領のトンチンカンな大義名分に

「いったいどうやったら私がナチスだというのか?」

と反論。

世間一般も

「プーチンこそがユダヤ人を撲殺しようとしているナチスではないか!」

と厳しい意見が飛び交う。

確かにユダヤ系大統領の国家を相手にナチスと呼ぶには矛盾があるように思えますが、これは

「イスラエル第13支族ハザール」

の存在を知らないと、少し分かりづらいのかもしれない。

「え?ユダヤ、イスラエルは12支族ではなかったっけ?」

と、少し歴史に詳しい人は思うかもしれませんが、確かにユダヤ人は、もともと12の部族の集まった国です。

それを統一したのが、偉大なるユダヤの王様ダビデ王。

今から3,000年も前の話。

ダビデ王、ソロモン王と続いた古代イスラエルは、その後に南北に分裂。

10支族の北イスラエル王国と2支族の南ユダ王国の2つの国に。

ところが、紀元前722年に北イスラエル王国がアッシリアに滅ぼされて消滅。

そして、この時に北イスラエル王国の10支族は、突如として歴史から姿を消して行方不明に。

これが

「失われたユダヤ10支族」

という言葉となり、世界中で様々な伝説が生まれる。

その1つであり、もはや伝説ではなく、イスラエルがほぼ公認している真実が

「10支族は東の約束の地カナン、ヤパン(ヘブライ語のジャパン)である日本へ行った」

というものであり、日ユ同祖論の由来ともなっている。

これは、近代に再建されたイスラエルが、失われた10支族を探すための政府機関アミシャーブが世界中を調査して、先祖の足跡とDNAを辿り、その行き着く先が、日本となった。

一説では、日本人の42%はユダヤのDNAが入っているとも言われてますが、その真偽はわかりません。

また、10支族以前より、日本には世界から様々な民族が渡来しており、古代ユダヤ人もはるか前から日本の地には入って来ているとか。

いずれにしても、ユダヤの世界において日本は先祖が移住した新天地であり、日本人は、様々な民族のDNAを持つ

「なんでもユダヤ人」

であります。

それはさておき、北イスラエル王国滅亡後、残った南ユダ王国も紀元前586年にバビロニアに支配。

その後も統治者が変わる代わりに支配し、最後は西暦73年にローマ軍に残党が滅ぼされて(マサダの悲劇)南ユダ王国の末裔、古代イスラエルは歴史から完全に姿を消しました。

この南北イスラエル王国の古代イスラエル人が、一般的に

「スファラディ系ユダヤ人」

と呼ばれ、黒髪、褐色系の肌色の血統ユダヤとも言われる人々。

ところが、今のイスラエル人、世界中にいるユダヤ系と呼ばれる人々は、誰を見ても白人が多く、人種もバラバラ。

今のユダヤ人の定義は、母親がユダヤ教を信仰すればユダヤ人ともなれるので、改宗ユダヤ

「アシュケナージ系ユダヤ人」

と呼ばれる多民族人種がユダヤ系の主流になっている。

その割合は、世界にいる1500万人近いユダヤ人の90%から95%であると。

そして、この改宗ユダヤであるアシュケナージこそが、陰謀論の世界で再三取り上げられてきた

「ユダヤ陰謀説」

の中心民族とされ、そのルーツは、7世紀から10世紀頃にウクライナ東部のあたりに存在していた

「ハザール」

という国の民族です。

当時100万人規模の大国であったハザールですが、西からキリスト教大国、東からイスラム教大国に板挟みされるようになり、どっちにつこうか迷った末に大胆にも

「国民全員ユダヤ教に改宗する」

という選択をした歴史的にも稀な国家。

キリスト教もイスラム教も、元はユダヤ教から派生した兄弟宗教であり、その元となるユダヤ教国家という立場から生き残りをはかったと推測されている。

…それもまた真相はわかりませんが、その突如として生まれたユダヤ国家の民族を

「第13支族」

と呼ばれ、古代ユダヤの血統とは関係ない改宗ユダヤとされています。

ただ、ここの血統とは、ノアの息子セムの血統であり、アシュケナージ系ユダヤはまた、自分達のルーツは、ノアの別の息子ヤペテがルーツとも言っているので、どちらも広義は血統ユダヤとの意見も。

いずれにしても、このハザールもやがて滅ぶも、そのまま末裔はユダヤを名乗り、ロスチャイルドなど、様々な貴族達もユダヤ系となって、やがて近代イスラエルを作り、アメリカも支配し、世界の首脳陣、金融をも牛耳る存在へと変貌したと、陰謀論では語られる。

アシュケナージ系ユダヤは、タルムードと呼ばれるユダヤ教典のみを活用し、タルムードでは、ユダヤ人のみが人間で、あとはゴイム(家畜)という偏った思想を持つ者もいるとされている。

アシュケナージは、もともとドイツを意味するヘブライ語から派生した言葉ですが、ナチス、ヒトラーはアシュケナージ系ユダヤであり、ホロコーストも一部捏造して世界を騙したとも陰謀論では有名です。

事実上、キリストを殺したのはユダヤ人とされ、一部のキリスト教の反ユダヤ思想もハンパではないもの。

この2,000年近くは、反ユダヤとユダヤとの争いであるとも。

とにかく、この文明の歴史はずっと聖書が中心にあり、その登場民族であるユダヤ人の存在が、すべての争い、利権の核となっている。

プーチン大統領とゼレンスキー大統領、というか、その背後にいるアシュケナージ。

その対立と見る見方もあれば、これらすべてがユダヤの世界的陰謀であり、対立構造を生み出して、悲願の最終戦争を成し遂げようとしている見方もある。

この文明は、最終戦争をもってしないと救世主は再臨しないという終末論の考えがある。

それが単なるオカルトマニアの都市伝説で信じられているのであればまだ良いけど、世界の舵取りをしている支配者が、その妄想に信奉しているのが悲劇なところ。

ところが、それは古い時代の古い文明の約束であり、すでに時代は移り変わった。

ここで、なんでもユダヤ人の登場。

日本人もたまた、その本当の役割を果たす時。

だから僕も、散々

「ユダヤ闇の勢力の手先」

とかネットで叩かれながらも、イスラエルに通って来たし、これからも通う。

古い時代の片付けとして、ユダヤが色々1つにならないと、治まらないことがあるから。

個人的には、スファラディもアシュケナージも関係なく、ユダヤ人はとても良い人たちだし、今のイスラエルも大好きです。

これだけ世も末となってきたら、すべての争いが終わる日も近いことでしょう。