実は隠れ”縄文王国”の山梨県。
11月6日まで
「縄文展」
が山梨県立美術館で開催されており、先日に日本を代表する縄文王国の青森を訪れたばかりなので、これもご縁と行ってみました。
今から約5000年前の縄文文化の一番華やかな時代である縄文中期、一番繁栄していたのがこの山梨のあたりだったといわれているそうです。
山梨県には縄文時代の遺跡が約1,900ヵ所もあり、全国でも有数の芸術性の高い縄文土器や土偶の宝庫。
釈迦堂遺跡では約1,116個体もの土偶が出土しており、これは全国で出土した土偶の約1割に相当する数で、単独の遺跡からの出土数では国内最大量級だとか。
僕らのコミュニティエリアの中心にも山梨県最大の縄文遺跡である”天神遺跡”があり、また
「世界最古の天文観測所遺跡ではないか?」
と、今注目が集まっている
「金生(きんせい)遺跡」
もすぐご近所。
ここでは、縄文後期の
「中空土偶」
が発掘されており
「ちゅうた君」
の愛称で山梨県の出土文化財となっていますが、この”ちゅうた君”、実は我が家にもいる。
なんと博物館の
「本物の”レプリカ”」
が、巡り巡って我が家にやって来て、僕の怪しいコレクションの1つになっている。
このレプリカちゅうた君は、かつて博物館から盗品疑惑がかけられて捜査されており、ある日に刑事から電話がかかって来たほど。
「こちら山梨県警の刑事課ですが、所有されている”ちゅうた君”の件で1度お話を伺いたく…」
と、シリアスな話題なのに、刑事さんが”ちゅうた君”と呼んでいたことに、思わず笑いそうになってしまった。
刑事さん達は自宅まで来て、メジャーを使いながら一生懸命ちゅうた君のサイズを測り、パシャパシャとモデルちゅうた君の写真を撮っている姿がなんとも…。
結局盗品ではなく、でも本物の博物館のレプリカであり、なぜここにあるのか不思議だったようですが、どうぞご自由に所有されてくださいと。
博物館から全国の展示会などでお出かけ中にお留守番を守るのがレプリカであり、それは土偶についた砂粒1粒までも再現されているほど、本物とまったく見分けがつかないクオリティ。
かなりレアな存在ですが、せっかく手元にあるので、我が家に遊びに来た人には自由に触ってもらってますが、しばらくは、やつはオフィスにでも飾っておきますので、ご来社の際はどうぞ可愛がってあげてくださいませ。
そして肝心の山梨県の縄文展。
ものすごい迫力と美しい出土品の数々。
やはり縄文人は凄すぎる。
とってもオススメです。