日本古来の幻の在来種、お米のアダムと呼ばれる
「愛国」
ですが、96粒だけ奇跡的に種籾を手に入れ育苗したところ、なんとか42本が育ち、無事に大海原の田んぼに植えることが出来ました。
今年の田んぼの品種は、もち米を抜かすと
*コシヒカリ
*ササシグレ
*亀ノ尾(三大水稲品種)
*神力(三大水稲品種)
*愛国(三大水稲品種)
となります。
明治初期、日本のお米の三大品種と呼ばれた3つのお米が八ヶ岳に揃いました。
「一粒万倍(いちりゅうまんばい)」
という言葉がありますが、さすがにお米は1粒が1万粒にはならないものの、1粒が500粒(倍)くらいにはなります。
上手くいけば、半年後の秋には、42粒が21,000粒になります。
これがお金だったら、これほど利回りの良い投資はないでしょう。
でも、昔は米本位制だったし、これからお金(kane)よりもお米(kome)が重宝される時代が来てもおかしくはない昨今の社会情勢。
そんな時、このアダム愛国は、それこそお金では買えないほど価値ある存在へとなるのかもしれません。
もちろん、そんな投資目的の栽培ではなく、品種改良されていない、日本古来のお米を復活させ、その種を守っていきたいから。
増えたら、心ある他の田んぼ農家さんに分けて、どんどん増やして欲しいなと思います。
ただ自給する目的で田んぼをやるのではなく、種まで意識すると、なんだかレアアイテムを手に入れたワクワク感で田んぼを始めちゃう大人もいるかも。
動機はなんでも良いので、色々な人が田んぼを始めるきっかけにもなれば。
すでに始まっていますが、食糧危機はもう他人事ではありません。
地球の裏っ側のものを食べるのではなく、歩いても行ける範囲のものを食べる社会へ切り替えていかないと、この先
*お金の価値がなくなる
*物流がとまる
*エネルギーが入って来なくなる
など、あらゆる理由から、最終的に食料を家に調達できなくなります。
世界は食糧危機だけでなく、水戦争も起こることが想定されてますから、世界的水不足に備えて水源の確保も必須となります。
八ヶ岳では、すでに2ヶ所水源を確保しており、この先も水源は、外国に買われないようにしっかり守っていこうと思います。
もちろん今は新しい時代は移り変わる過渡期であり、古い社会構造や経済システムが崩壊したりするため、一時的に食糧危機や水不足も起こるでしょうが、それを乗り越えたらエネルギー革命も起こり、食糧危機も水不足もすべて改善されることでしょう。
この先、地球環境も大きく変動し、露地栽培も簡単にはできなくなるエリアも増えるでしょうから、ハウス栽培を超えた大規模な植物工場や栽培ビルまで誕生すると思います。
でも、それにはエネルギー問題をクリアしないといけませんが、その技術はすでに確立されているので、後は人間の意識が基準まで到達されたら、フリーエネルギーに近いものが少しずつ実用化されると思います。
使い方を知らない未熟な意識が無尽蔵のエネルギーを扱うのは、世界を破滅しかねないので。以前のように…。