揺れ動く日本のリズム

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日本の学校年度が大きく揺れ動こうとしています。

日本生まれ、日本育ちの人々にとっては、ごくごく当たり前に思っていた

「4月入学」
「4月新学期」

の学校年度のスタート時期ですが、欧米を中心とした世界の学校年度からするとイレギュラーの時期。

世界の多くは

「9月スタート」

が一般的となっています。

「なぜ、欧米は9月スタートなのか?」

については諸説あるものの、農業との関係性が有力と言われ、夏の農作業繁忙期に子供たちが農作業を手伝えるようにし、9月の落ち着いた時期から学校に通えるようにとか。

それも理由としてあるのかもしれませんが、個人的にはイスラエルの学校制度、ユダヤ教における学校年度も関係しているようにも思えます。

グレゴリオ暦の西暦だけでなく、ユダヤ教独自の聖書暦と言われるユダヤ暦のカレンダーを使うユダヤ人。

イエス・キリスト生誕から始まる西暦2020年の今は、天地創造から始まるユダヤ暦では3倍近く長い5780年。

ユダヤの世界では新年の始まりは、9月の新月(太陰暦)であり、その影響もあってイスラエルでは9月が学校もスタートの時期となっているようです。

日本は、もともと江戸時代までは学校年度などなく、明治維新をきっかけに欧米にならって9月スタートが取り入れられたそうですが、その日本が4月スタートとなったのは、1886年に官公庁の会計年度が4月スタートになったのに合わせて大蔵省によって変えられたとも言われています。

当時、日本の会計年度が4月スタートに変わったのは、イギリスの影響であり、今もイギリスと日本は会計年度が同じ4月から3月。

世界の道路も90%以上が右車線なのに、イギリスと日本は左車線であるように、日本はイギリス社会の影響をかなり大きく受けています。

東洋の縄文人と西洋の縄文人(ケルト人)の流れを汲むを日本とイギリス。

ただ、イギリスが4月スタートにしていたのは、宇宙元旦である春分の日を起点に社会のスタートを考えていたからであり、カトリックのキリスト教によるグレゴリオ暦の影響を受けて様々な社会のリズムは変えられたものの、まだ会計年度だけは古くからの名残りで残っているものとも言われています。

学校年度、会計年度にしても、始まりや終わりのリズムは暦とも関係しているものであり、そこにはユダヤ教やキリスト教などの宗教的な繋がりも無視できないものです。

これら社会の構造が大きく変わっているのは、世界を統治する勢力図が大きく変化している流れの一端であり、想像以上に世界はこれから大きく変容していく流れに入っているのかもしれません。

この社会の中心にある金融世界もまた大きく変わる時であり、

アメリカの中央銀行「FRB」

日本の中央銀行「日銀」

も現在の「民間(株式会社)」から「国有化」が、これから本格的に始まるのかもしれません。

バチカンとイエズス会を中心に世界を統治していたキリスト文明から、新たな文明社会へとシフトする動きが急速に強まっています。