明治時代後半から昭和初期まで、元祖日本のお米として広く普及していた
「愛国」
という品種は
*亀の尾
*神力
と並ぶ、日本三大品種の1つであり、今となっては幻の在来種。
日本の水田の3分の1以上を占めるコシヒカリ、他にもササニシキ、ひとめぼれなど、歴代の人気種も、すべてこの愛国から派生したものであり、日本のお米のアダムとなるお米ですが、今は日本全国数件の農家でしか栽培されておらず、基本的に門外不出。
ところが、探し回って、なんとか八ヶ岳ピースファームで
「96粒」
だけ確保することができ、これを八ヶ岳の地で少しずつ増やすプロジェクトが今年から始動。
週末に開催された八ヶ岳宇宙学校では、この96粒を皆で1つの苗箱に祈りを込めて撒き、これから育苗、田植えへと移っていきます。
果たして無事育つのか…。
発芽率60%とも言われてますが、どれだけ芽が出て、1つの苗から最終的にどれだけ種籾が採れて増えるのか。
その様子はキブツ八ヶ岳でレポートしていきます。