森井啓二先生と行く権現岳合宿2022。
今年も恒例の山の聖者として知られる森井啓二先生と一泊二日で山体験ができる権現岳合宿を開催。
天女山〜権現岳〜青年小屋〜観音平の周遊コースであり、初日は
*トイレなし
*水場なし
の過酷な環境の中、11時間も山の中を歩き続ける。
でも、誰一人脱落者もなく無事に2715mの山頂へ到達し、山小屋で一泊して下山。
森井先生と山を共にできる機会は滅多にあるものではなく、一般企画では、この宇宙学校だけだと思いますが、宇宙学校も今年2022で最後かなぁ…。
夜は山小屋の中で森井先生を囲んでのお話会。
標高2400m、現地に来た人だけの特権ではありますが、一応キブツでもお話は後日シェア。
「呼吸」
のお話から始まった今回のトーク。
唯一、自律神経さえもコントロールできる呼吸。
山登りでもスポーツでも、筋トレでも
「もう限界」
と肉体が感じている限界は、本当の限界ではなく、脳が指令を出して体が壊れないように、様々な意味でブレーキをかけている限界。
でも、本当の自分の限界はまだまだ先であり、このリミッターを解除して、限界の先にある自分の能力を引き出せるのが呼吸。
呼吸をコントロール出来ているわけではありませんが、この話は僕はとても興味深い。
子供の頃から、割と人よりも僕はなんでもやれば出来たり、体力も人一倍あった方だと思うけど、それは
「限界」
について、早い時期から”ない”ことに気づいていたから、一般的なリミッターよりもちょっとリミッターがズレていたからだと思う。
「自分の限界はこんなもんじゃない…」
と、どんなことも限界の先を見ていたから、実際に限界の先に行けた経験が多いと思う。
それは決して呼吸をコントロールするような格好良いノウハウではないけど、意識は常に限界の先にいたのは大きく、大人になっても、どんな不可能も不可能とは思わないし、限界の先にチャレンジする癖はまだ残っている。
でも、これは僕に限ったことではなく、誰もが日常生活の中ではリミッターで制限をかけており、まだまだ眠れる潜在能力が山ほど残っているのに、もったいないなぁと心から思うことがある。
人間も無限の可能性に満ち触れているし、世の中もまた未知なる無限の可能性なの満ち溢れていると信じているから、これまで数々のファンタジーのような経験もさせてもらった。
呼吸、そして山は町で眠っている本当の自分の可能性を開いてくれる。
これらは自分自身でトレーニングして身につけ、人に伝えられるようにしていきたい。
安全第一、仲間と楽しく、そしてサバイバルを体験。
すべて完璧にこなせて、今年も山頂のイワナガヒメ様にご挨拶も終え満足。