最後の稲刈りは八ヶ岳宇宙学校&若手稲刈り体験会。
いよいよ今年の稲刈りもラストスパート。
今年も皆で協力し合って良いお米がとれました。
このお米の約半分は
「ベーシックインコメ(basic income)」
として、コミュニティメンバーには無償で60kg配給。
それも現物配給ではなく
「コメコイン」
のデジタル通貨として個々人のアカウント口座に入米(!?)され、スマホ1つあれば、自由にお米(玄米)に交換したり、コミュニティ内で使える。
コミュニティ活動が深まると、必然的に人と人が接点を持つ、コミュニケーションの機会も増える。
すると、何気ない場面で
「感謝をする」
機会が増えるも
「ありがとう」
と伝えるだけでは、何か物足りない。
「お金を渡す」
のも、なんだかお互い微妙な時に、このコメコインが役立つ。
単なるお金に代わる通貨ではなく、感謝と愛の循環ツールとなれば、よりコミュニティも活性化するもの。
30年間変わらない給与水準に怒涛の円安から、日本は世界に取り残され、かつての世界トップクラスの経済大国から今は世界一の高齢化社会の国へ。
経済成長も見込めなければ、労働力も確保できず、これからの日本はお先真っ暗のように言われてますが、それは旧時代の価値観の世界の話。
これから物質文明から精神文明の時代へ。
この世界規模の人口増加の流れも、いつまでも果てなく続くわけでなく、どこの国もやがて迎える高齢化社会。
限られた労働力で最低限の経済は回しながらも、本当の豊かさは、高齢者や障がい者(やがて高齢化すると誰もが見えない、聞こえない、動かない障がい者に)が、安心して暮らせる社会であり、そこにはテクノロジーの有効活用と助け合いの精神が重要。
環境を含めた命が中心の経済社会と真の豊かさを誰もが求める時代がやって来る中、日本は世界に先立って新しい社会モデルを作れるかどうかのチャンスがやって来ているはず。
どうせ落ちるなら落ちるところまで落ちて、まったく今までとは違ったステージへとシフトすれば良い。
世界が経済競争を競い合っているのを横目で見ながら日本全体が淡々と理想郷を作り、それがその先の世界のモデルとなれば、この文明の未来は明るい。
その雛型の雛型の雛型の……くらいのことしか出来ませんが、小さな小さな雛型も出来なければ、いきなり大きな型は作れない。
そんなビジョンを持ちつつ、来年もお米づくりと野菜づくりに励み、縄文と江戸と令和が融合した新社会モデルを進めていきます。
来年もまた様々な関わり方の企画を作るので、是非ともご一緒にコミュニティ活動にご参加下さいませ。
なお、来月11月23日は
「誰でも参加できる秋の収穫祭」
というイベントをキブツハウスで開催しますので、是非予定を空けてお越しください。