4/1はグループ会社全体の入社式

やつは株式会社と八ヶ岳ピースファーム株式会社、それぞれ小さな会社ですが、合わせると30名近いメンバーが働く小さなコミュニティです。

今年は2名の新入社員が農業部門となる八ヶ岳ピースファームに入社して下さり、そのうち1人は若干18歳の農業高校卒業したばかりの新卒。

小5で有機野菜と出逢って感動し、中学生のころから農業への道を志し、私立では全国唯一となる有機農業を学ぶ、三重県伊賀市にある全寮制の愛農学園へ進学。

将来の日本の農業を担うエリート女子高生が、八ヶ岳に、そしてピースファームを次なるステージの場に選んでくれたのは光栄なこと。

出来ることを全力でサポートして、次世代に日本どころか地球を担う人財として活躍してもらえたら。

それに比べると、僕の新卒時代はひどいもの。

面接選考の途中、会社側の都合で面談時間が押していたため

「時間管理も出来ない会社は、こちらからお断りします」

と待合室から出て受付に伝えてグループ面接をせずに勝手に帰る。

その意気込みが買われたのか、なぜか選考は通って最終的に内定はしたものの、入社式には元の金髪に戻して参加。

役員を前に人事に

「なめんとんのか…」

と言われながらも無視。

内定から半年間ほど、内定者は、研究テーマが課題に出され、それを新入社員研修で発表する。

僕が新卒で入った会社は、大手旅行代理店だったため、60名以上いた同期のみんなは、全国の観光や世界の文化のことなど、それなりに会社の事業にに沿ったテーマを選んでいたが、僕は当時に人間の脳を独自に研究していたので

「右脳と左脳の違いとこれから右脳ビジネスマンの必要性」

と、まったく関係のないテーマを選び、おまけに新入社員研修が、あまりにも退屈で左脳的研修だったから、こんな研修では、ろくなビジネスマンは育たない、会社も右脳教育と右脳研修を取り込むべきだと力説して人事を批判。

その発表とレポートは、人事からボロクソに採点されて、生意気言うなと言うようなコメントをされたが、そんなのも無視。

新入社員研修は、1ヶ月間研修施設に缶詰にされ、朝から晩までビジネスマナーから業界の勉強まで退屈な講義やらが続く。

それを見込んで最初からPlayStationを部屋に持ち込み、僕の部屋は研修後の男子の溜まり場となる。

あまりにもナメくさっている僕は、関東で採用だったのに、研修後に日本一厳しいと言われる大阪の支店に配属(収容)させられる。

強制的に寮に放り込まれるも、あまりに汚いお化け屋敷みたいだったので、1ヶ月後には勝手にマンションを借りて脱走。

「お前は前代未聞だ…」

と、また人事に怒られるというか、呆れられる。

その後も始末書どころか、その上の顛末書を書かされる第一号の新入社員であり、自分自身まったく意識してなかったけど、今思うと最初から完全に社会不適合の人間だったと思う。

1年半も奇跡的に持ちましたが、辞め方も壮絶で同期の彼女も道連れにしてダブルで退職し、陰湿なパワハラを続けてきた上司のレターBOXに退職届を放り込んで、翌日から携帯の電源を切って沖縄へ高飛び。

数日後に日焼けして戻ってくるものの、新入社員をすぐに辞めさせては上から怒られると、上っ面の優しさで上司は退職を引き留める説得をするものの、まったく聞き入れずに笑顔でサヨウナラと…。

だから今、どんなハチャメチャなスタッフが入社しても、自分に比べたらみんなマシであり、特に最近の若い人たちは、しっかりし過ぎていてビックリする。

まぁ、あまり周囲に迷惑かけ過ぎるのも問題ですが、若い人は上司や会社に恐れることなく、自分の意思と個性を大事に、我が道を堂々と突き進んで欲しい。

そして若い人たちが、八ヶ岳にどんどん集まって来ているのが、とても嬉しいこと。

ここは都会よりも個性が伸びる社会が少しずつ出来上がっていると思う。

皆さんのお子様、お孫様も是非八ヶ岳へ。