キブツハウススタート

2022年3月8日。

今日は、キブツ八ヶ岳にとって大事な節目の日。

以前より、お伝えしていました

「キブツハウス」

の引き渡し日でありました。

鍵を受け取ると、いよいよ始まるワクワク感。

子供の頃から、基地を作るのが大好きで、山に入っては秘密基地を作って遊んでいましたが、これはもう大人の秘密基地づくり。

記念すべきスタート日、10名ほどキブツスタッフメンバーが集まって、早速片付けがスタートしました。

まずは一箇所に施設中のモノを集める作業から。

今回居抜き物件のため、そのまんま設備からモノ、そしてゴミまでもが残されています。

一体何があるのか?
何が使えるのか?
どれがゴミなのか?

それらを1つひとつ判断していたらキリがないので、まずは集積スペースを決めて、みんなでひたすら運ぶ作業から。

ある程度集まったら、次に分別していく予定です。

同時に綺麗になったスペースから掃除機をかけたり、これから雑巾掛けなどもしたり、とにかくやることは盛りだくさん。

人手もいくらあっても足りないくらいに必要です。

明日から4つあるお風呂の1つを稼働させて、実験的に銭湯もスタート予定。

キッチンもすぐに使えるので、なるべく早めにコミュニティ食堂も動けたらと思います。

キブツハウスは、ゲストの皆様をお迎えするビジターセンターの役割もありますが、まずは、八ヶ岳にいるキブツメンバーの憩いの場となるのも重要なこと。

「環境に優しく生活の無駄をなくし、そして人と人のコミュニケーションを大切に」

をキブツハウスのコンセプトに、1つにまとめまられる生活要素は、なるべく1つにまとめることを目指したいと思っています。

今の分離の時代、単身でも家族でも、生活が分断されているので、食事1つにしても

「みんなが買い物して」
「みんなが料理をして」
「みんなが片付けをして」

と、時間もお金もエネルギーも無駄が多くなっています。

フードロスも出やすくなります。

これが、誰か1人が順番に、またはやりたい人が手を挙げて買い物をして、みんなのご飯も作り、片付けもやれば、他の人は家事から解放され、時間にゆとりが出来たり、他にやりたいことをやれる時間を確保できます。

食費、エネルギー代も経済的にも安上がりでエコです。

何よりも、1人や親子だけ、夫婦や家族だけで食事をするよりも、大勢いた方が、会話も弾むし、食事も美味しくなります。

子供たちも、様々な大人や子供に囲まれた方が、良い刺激を受けて成長します。

子供同士が遊んでくれたら、親は手が離れるし、誰か子供の面倒を見るのが好きな人がいたら、その人が面倒を見る。

こうやって家事や育児からお母さん、お父さん達が少しずつ手が離れ、自分の時間を持てるようにすることが、コミュニティの役割であり、キブツハウスの役割の1つだと思っています。

大浴場もあるから、お風呂もみんなで入ってしまえば効率的で経済的。

ゆくゆくは、このキブツハウスの中に、様々なモノづくりの場、お母さん達が仕事として働ける場も創出し、敷地内に保育園や学校を作り、子供を預けながら仕事もできる場所にしたい。

八ヶ岳でも家に閉じこもっている親子も多いし、シングルマザーで様々な面で困っているお母さんもたくさんいる。

でも、ここに来れば、子供も面倒見てくれるし、仕事もあるし、さらには家事や育児も軽減され、生活費も削減される。

そんな助け合いで、皆がそれぞれの役割で循環するコミュニティスペースを形にしていきたいと思ってます。 

まだまだイメージの段階ですが、必ず実現させていきますので、是非とも皆さまにもご一緒して頂きたいし、応援していただけたらと思います。

このキブツハウスが中心となる、2022年キブツゲストも新規・継続で募集中です。

宇宙学校は、早速今月の20日から、この場所に泊まっての合宿となります。

まだ参加者を募集してますので、是非とも今年は八ヶ岳へ通ってみてください。

そして、一緒にキブツハウスのビジョンを形にして行って頂けたらと思います。

キブツハウスで開催される、18日から21日のうさと展示会&お披露目イベントも、どうぞお気軽にお越しくださいませ!(小淵沢駅からの送迎あり)

さとううさぶろうさんも全日八ヶ岳におります。