2021年3月20日18時37分に太陽が春分点を通過。
日の本の国にとっても、この春分の日は、太古の昔よりとても大切な節目のタイミングです。
本日より、八ヶ岳のコミュニティ
「キブツ八ヶ岳」
のオンライン会員
「キブツゲスト(kibbutz guest)」
の募集をスタートします。
キブツとは?
キブツとは、ヘブライ語で「共同体」を意味する言葉であり、コミュニティ文化が盛んなイスラエルでは、1948年に国が再建されるよりも前にキブツが存在していました。
西暦73年にユダヤ人最後の要塞であったマサダの没落により、この地球上において、自分たちの住む国を完全に失ったユダヤ人は、その後1800年以上も世界をさまよい、再び約束の地カナンに戻り、国をつくろうという運動が高まりました(シオニズム運動)。
そして、砂漠の荒野に水(マイム)を呼び込み、砂漠にオアシスを生み出し、農業を中心に自給自足で貨幣に依存せず、自由と平等を両方をバランス良く大切にした理想的な助け合いの共同体のキブツが各地に広がっていきました。
日本版キブツを
今の社会は、国があっても、人々は、心のよりどころがなく、ずっと本当の自分に還れる場所を求めています。
国境や民族を超えて、本当の自分に還れる場所が、コミュニティ(キブツ)であり、日本には日本の土壌に合ったキブツをと思い、まずは八ヶ岳の地に共同体の基盤となる“一般社団法人キブツ八ヶ岳”を設立しました(2021年2月9日)。
日本人でありながらも、キブツ人となり、何よりも我々は
「地球人(アースリング)」
であり、本来は「キブツ・アース」の一員として、すべての地球に住う者は、共存共栄しないと、これから先に差し迫った、様々な地球の問題、地球人の問題を解決することはできません。
定款に書かれているキブツ八ヶ岳の理念(目的)は
「当法人は、地球人としての自覚をもって循環社会のモデル構築に関する事業を行い、持続可能なコミュニティ活動の推進を目的とする」
としています。
皆が地球人としての自覚を持ち、この惑星が長く続くように、地球人としての役割(ミッション)を果たす。
そして、この地球人としてのミッションを達成するために、コミュニティとしてのミッションは、大きくカテゴリーに分けて10事業あります
「(1)自然栽培による農業の普及支援」
「(2)山林保全・水資源保全・土壌環境保全への支援」
「(3)コミュニティ会員の健康増進と憩い学びの場の提供によるマッチングの推進」
「(4)子どもの教育・食育への貢献」
「(5)八ヶ岳エリアへの移住・拠点づくり支援」
「(6)伝統的なものづくり活動及び革新的な芸術活動への支援」
「(7)地域の食材を生かした加工品の創造・発掘の支援」
「(8)持続可能なエネルギー開発の研究支援」
「(9)地域の観光開発の持続化・発展の支援」
「(10)先端的なIT技術の研究開発・普及の支援」
「(1)自然栽培による農業の普及支援」
今は八ヶ岳に限らず、全国各地で農業従事者が不足、また一方で大規模農業が増えている状況があります。
農地が荒れると、その地域の土壌、空気、水が汚れ、身近な環境を守れないと、とてもじゃありませんが、地球全体の環境が守れません。
自然栽培を中心に、人間にも地球にも負荷がなく、むしろ環境を改善するような農業によって、地域の農を守り、食を守り、地域も地球も守っていく。
「半農半X」の農は、コミュニティ内の田んぼ、半Xはコミュニティ内の自分のミッションを生きる。キブツ八ヶ岳は、可能な限りでメンバー全員の「半農半X」を推奨していきます。
「(2)山林保全・水資源保全・土壌環境保全への支援」
一見、自然豊かで環境が良いと思われる八ヶ岳ですが、農業以外にも抱える問題は山ほど。その1つに人工林問題もあります。
八ヶ岳の山の森も多くが人工林となり、不自然な自然環境によって、土砂崩れ、土壌が腐敗したり、野生動物が棲む場所も失われています。
また呼吸ができない土木作業、水が抜けない水脈整備によって、大地がつまりにつまっている場所も数多くあります。人が住むことで、その地域の環境がよくなっていくことは、地球人としての大事なミッションです。個人では難しくとも、コミュニティであれば、皆で協力して、地域の自然環境を守っていけます。
「(3)コミュニティ会員の健康増進と憩い学びの場の提供によるマッチングの推進」
リアルの集会場やオンラインシステムを整え、コミュニティメンバーが集い、交流し、健康的な生活を送れるようにサポートします。また婚活マッチングなども積極的に活動していこうと思っています。
より健康に特化した施設として、コミュニティの診療所、病院などの整備も進めていたいと思っています。もちろん代替医療、ホメオパシーなどを中心とした医療の推進も。女性のためのケア施設、助産院、また晩年を仲間と過ごす施設などの立ち上げも考えております。
「(4)子どもの教育・食育への貢献」
不登校児は、今となっては7人、8人に1人という割合。
今は地域地域に、学校にいけない子供たちの独自の受け皿を増やす必要があります。八ヶ岳も、まだまだ教育環境、学校などの数が不足しております。
寺子屋レベルのものから、学校と呼ばれる施設まで、幅広く、八ヶ岳の環境を生かした子供たちのための学びの場を準備していきたいと思っています。
自然栽培の農地も、その学校プログラムの中で有効的に生かしていきたいと思います。その中で、食育にも重点を置き、農地でとれたお米や野菜を子供食堂で提供し、子供だけでなく、母子家庭などにも良い食事を提供できるように積極的にコミュニティが支援していく環境を整えます。
「(5)八ヶ岳エリアへの移住・拠点づくり支援」
すでに八ヶ岳にはたくさん個性、能力を持った素晴らしいメンバーが集ってきています。でも、まだまだ今後の構想を考えると、もっと多くのメンバーが必要です。
八ヶ岳に呼ばれている方々の移住サポートを円滑に進むようにサポートしていきます。
「(6)伝統的なものづくり活動及び革新的な芸術活動への支援」
キブツ八ヶ岳では、日本や人類にとって原点となる、ものづくりの文化を支援していきます。衣食住の衣にも関わる“機織り”などの積極的に体験できる場所、作業できる環境を整備していきます。
また縄文メッカの地でもあるので、登り窯などを使った陶芸などの活動にもチャレンジ。そして、芸術(アート)活動に対しても、コミュニティが積極的に支援できるようにしたいと思っています。
アートと経済活動を両立させるのは、アーティストにとって容易ではないこと。
でも、アートは今後のAI時代においても、決して変わることのない、むしろ重要性が高まる分野です。子供たちも夢を持ってアーティストを目指せるように、芸術活動にも力を入れたいと思っています。
「(7)地域の食材を生かした加工品の創造・発掘の支援」
乳酸菌発酵飲料であるミキ(お米とサツマイモと水)のように、地域資源を有効的に活用した加工品、特産物などの開発サポートも手掛けます。
加工品があれば、より地域の農業も活性化することになり、また多くの人々の雇用も生み出せることにもなります。
生産過程から環境に良い加工品が増えれば、より人も地球も元気に豊かになっていけます。
「(8)持続可能なエネルギー開発の研究支援」
311の東日本大震災、そして原発事故が発生して以来、エネルギー自給は世界的にも大きな課題となりました。
有限である地下資源を使ったエネルギーではなく、持続可能なエネルギーの開発が重要であり、キブツ八ヶ岳では、自然エネルギー、フリーエネルギーなどの研究開発も進めていく予定です。そして、その技術などは、すべて公開していき、世界へ普及していくことに貢献するつもりです。
「(9)地域の観光開発の持続化・発展の支援」
八ヶ岳エリアは、多くのお店やゲストハウス、観光地がありますが、個人で経営するのは容易ではないことです。移住だけでなく、この先に八ヶ岳エリアが世界からも注目されて人が訪れるのが予想される中、コミュニティで観光に関わる人々の活動を支援していけたらと思っています。
「(10)先端的なIT技術の研究開発・普及の支援」
ITなしにして、これから先のコミュニティ活動を急ピッチに進めていくのは困難なことです。逆にITを駆使すれば、今の社会での不可能も可能にすることもできます。コミュニティアプリ「タグコレ(tag collection)」の開発、コミュニティ通貨「マイカ(maica)」など、ITをコミュニティで最大限に生かしていきます。
もし、この理念や事業に共感して頂けたら、是非とも仲間になって一緒に活動して頂けたらと思います。
キブツゲスト
キブツゲストは、八ヶ岳に拠点を持たずも、キブツ八ヶ岳のメンバーとしてオンラインコミュニティに一緒に参加することができます。
キブツ八ヶ岳の活動情報は、すべてコミュニティアプリ「タグコレ(キブツSNS)」にて集約され、世界中どこにいても、オンラインに繋がれば、コミュニティと繋がることができます。
タグコレ内では、参加特典として、これまで3年間開催してきた「八ヶ岳宇宙学校」のゲスト講義を100本以上すべて動画配信で見ることができます。
また家庭菜園や農業、自給自足に関心のある方は必見。
農薬・化学肥料を使わない自然栽培による菜園講座をキブツゲストは、オンラインで年間受講することができます。
自宅のプランター、お庭で動画を見ながら、少しでも半農半Xを実践できますし、八ヶ岳の土、種などの提供も考えております。
また、現段階でキブツ八ヶ岳の顧問アドバイザーとして協力して下さっているメンバーもスペシャルな顔ぶれ。
八ヶ岳にも拠点を持つ山のスペシャリストであり、ホメオパシーにおいて世界的権威を持ち、そしてヨギー聖者として知られる森井啓二先生。
日本に自給エネルギーの普及を行っている団体“自エネ組”代表であり、エネルギーにもっとも詳しいプロ、エネルギー部門の研究開発のアドバイザーは、岡山から参加の大塚尚幹さん。
衣部門は、チェンマイと京都に拠点を持つ、うさと服デザイナーのさとううさぶろうさん。八ヶ岳の衣文化の構築に、うさぶろうさんのこれまでの経験からの叡智を存分に発揮していただこうと思っています。
女性のケア関係は、ちつのトリセツで著名なたつのゆりこ先生。
いよいよ2021年に助産院を八ヶ岳へ移転させ、八ヶ岳で女性を対象としたケアの活動を目指します。
自然栽培においては、右に出る人がいないほど、あらゆる自然栽培を見てきたナチュラルハーモニー代表の河名秀郎さん。
他にも、今後は続々と超豪華ゲストが仲間となって、一緒になって八ヶ岳のキブツ構築を手伝って頂く予定になっています。
もちろん、すべてオンラインだけでなく、この八ヶ岳の地に直接足を運び、農業から手作り体験、様々なワークショップなどもキブツゲストは一緒に参加することができます。
畑は6000坪以上、田んぼは10000坪以上と、広大なフィールドがありますので、是非とも一緒に自然回帰し、アーシングしながら地球人の意識を取り戻しましょう。
八ヶ岳の周囲には、様々な山に囲まれており、希望者とは一緒に山への合宿プログラムも考えております。
まったくの未経験者でも、キブツ内には、山の経験豊富なメンバーが揃っていますので、どうぞご安心ください。
畑で藍染の藍を栽培し、発酵させて、実際に藍染体験もする。
こんな伝統的な活動もキブツの大切なコンテンツ。
ドームハウスの機織り工房では、糸紡ぎから機織りのイロハを学ぶことができます。
もちろんオンラインでも衣に関する情報は随時お届けします。
登り窯の復活プロジェクトも今年に最優先でやっていく活動。
キブツ本部となる新ドームハウスの拠点に隣地で、潰れかけて眠っていた登り窯を復活させることを昨年より取り組んでおります。
この登り窯が復活したら、キブツメンバーでも陶芸などにチャレンジする予定です。
田んぼでお米を収穫したら、それをミキなどの加工品に。
ミキ伝道師の田町まさよさんも、キブツメンバーであり、これから田町さんを中心に八ヶ岳にミキの醸造所を作り、自然栽培の田んぼから自然ミキ普及によって、全国の水を守り、人々を健康へ導きたいと思っています。
キブツ本部のリトリートドームができたら、そこでヨガや瞑想のワークショップを多くご用意する予定ですが、それまでの間、滝沢真弓先生による、オンラインヨガ、瞑想のコンテンツもキブツゲストは、無料で参加することができます。
キブツ本部拠点に併設されるカフェプラン。
ここはキブツメンバーが気軽に訪れてお茶するだけでなく、隣が畑や田んぼなので、そこで採れた食材を使ってランチなども提供。
キブツの資金や地域通貨で、子供食堂のような役割を持たせ、子供たちには格安や無料で安全で健康的な美味しい食事を食べてもらえたらと思っています。
また子育て世代のお母さん達が、ここで一緒に集って子供の面倒なども見れたらと。
住の分野では、ドームハウスを中心に様々な建築やタイニーハウスの研究、情報発信もやっていきます。
キブツメンバーには、数多くのスキルを持つ職人も揃っており、皆が力を合わせたら、簡単にセルフビルドで住居も作り出すことができそうです。
そんなノウハウや体験の場の提供もやっていきますので、農のことだけでなく、DIYなどで自分で拠点を作りたい方にも学びになる場になると思います。
これらだけでも、まだ全体の一部のコンテンツ。
オンラインでもリアル体験でも、数多くのことをコミュニティの中で学び、身につけることができ、そして、何よりもキブツキャストをはじめ、キブツゲスト同士も横の繋がりを生み出せるのが重要です。
同じ意識を持った仲間と繋がり、自分ができること、自分が好きなことで、人の喜ばれ、すべてが循環する社会モデル。
人と人を結ぶ活動の中で、広い意味でのパートナーシップのマッチングもやっていきます。
フリーメイトという企画で、単身者の集いコミュニティを2019年より運営しておりましたが、この中で様々なパートナーも誕生し、結婚に至ったカップルも誕生しております。
キブツ八ヶ岳の中でも、この企画は継続させるとともに、同じ意識を持つコミュニティほど、人と人のマッチングに適した環境はないので、きっとこれまでにない新な出逢いの場となることでしょう。
これらすべてのコンテンツは、基本はキブツゲストの年会費36,000円にすべて含まれます(現地開催の有料イベントなどは除く)。
<キブツゲストの特典>
・コミュニティアプリ「タグコレ」のアカウント発行(1人につき1アカウント)
・過去3年間の宇宙学校などの豪華講師陣の授業動画が100本以上すべて閲覧可能
・キブツ八ヶ岳のオンライン自給菜園授業(家庭菜園、農業に関わるイロハの動画コンテンツを随時配信)を閲覧可能
・キブツチャンネルで日々のコミュニティの活動の動画を閲覧可能
・キブツ顧問やゲスト講師の講義や対談をオンラインで無料閲覧(一部、有料の参加コンテンツもあり)
・単身者のマッチングネットワーク「フリーメイト」への参加権(希望者のみ)
・八ヶ岳移住(キブツキャスト)への優先的サポート
・田植えイベント、山登り合宿、味噌づくり、八ヶ岳リトリートなどのイベントへの招待(現地参加費用は別)
申し込みは本日(3/20)からですが、タグコレのアカウント発行など、サービスの開始は、2021年4月1日からとなります。
先行申し込みキャンペーンとして、2021年3月20日から2021年4月30日までのお申し込みの方は、もれなく全員が2022年4月30日までの会員期限となりますので、1ヶ月ほどサービス期間がプラスされています。
まず第一段の募集は定員500名までとなり、定員となり次第で募集は終了となりますので、是非お早めにどうぞ。
(1人につき1アカウントとなります。イベントの中には子供[15歳以下]が参加できる農作業なども一部企画中ですが、原則大人1名ごとにお申し込みください)
なお、キブツ八ヶ岳は、今後より早く、循環型社会モデルを構築するために、資金面での協力者も呼びかけております。
「キブツサポーター」
という形で、こちらはキブツキャストでも、キブツゲストでも、またコミュニティ活動に参加せずとも、誰でもキブツを応援できる制度です。
援助のパターンは
A.「キブツ八ヶ岳の活動全般に対するご寄付」
募金の用途は特に限定せず、キブツ八ヶ岳の活動全般を応援したい方向けの寄付タイプです。B.「キブツ八ヶ岳の特定のカテゴリーや特定のプロジェクトに対するご寄付」
特定のカテゴリー(主に定款であげた10個の事業)や、キブツ八ヶ岳が提案するプロジェクト、もしくはご出資者様が発案された共同プロジェクトに対して、ご寄付頂けるタイプです。C.金銭以外の資産(不動産、事業、物資など)のご寄付
金銭以外の資産(不動産、事業、物資など)を寄付頂けるタイプです。
上記3つがあり、金額も内容も自由となっております。
B,Cの方においては、滝沢が直接相談に乗りながら、双方にとってもっとも有効的な活用方法を一緒に考案することもできるので、何か
「コミュニティにこれを有効活用できないか?」
と思うことがあれば、まずはご相談いただけたらと思います。
※ 自動返信メールが迷惑メールBOXに入ってしまう可能性があります。自動返信メールが届いていない場合は迷惑メールBOXをご確認ください。
それでは、皆様のご応募、ご支援を心よりお待ちしております。
何かご不明点やご相談などあれば、ゲスト、サポーターも滝沢まで直接メッセージくださいませ。
takisawa@kibbutz.or.jp
事務局電話問い合わせ:TEL:0551-45-9322(平日のみ)
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