縄文大豆

八ヶ岳宇宙学校2020「食」&「衣」のテーマも最終章。

まずは、今年初試みのオーガニックコットン栽培。

残念ながら南方エリアのコットンの種は、ほとんど綿とならずでしたが、別のエリアのコットンは少量ながらも無事に収穫。

コットンは種の産地と栽培の産地の愛称がとても大事なことを学びました。

ここから糸を紡ぎ、育てて収穫して発酵中の「藍」も準備を進めているので、藍染体験まで、あと一息。

田んぼ作業は先月にひと段落したところで、最後の畑作業は、大豆の収穫。

今年、八ヶ岳で植えたのは、幻の在来種大豆と呼ばれる

「八天狗」

という大豆。

無農薬栽培の大豆は、全国の0.04%と言われる中、さらに種の品種も在来種にこだわったものは、市場にはほぼ皆無と言われています。

在来種の大豆は、八ヶ岳の農場とも相性が良く、かつてないほど豊作に。

一般的に弥生時代に大陸から伝わったとされる大豆ですが、近年の縄文遺跡の発掘調査で、いくつもの縄文土器から大豆が発見されています。

その最古の縄文大豆遺跡があるのが、実は農場からすぐ近く

「酒呑場遺跡」

という場所であり、その歴史は今から5,000年も前。

来年は大豆作付けの規模を大きくして多くの加工品にもチャレンジし、日本最古の大豆文化を持つ八ヶ岳南麓にて

「縄文大豆」

を復活させられたらと思っています。

最後の畑では、みんなで手植えして手刈りしたお米や野菜を使ったお料理、自然栽培のサツマイモの焼き芋の収穫祭。

どれもプライスレスの絶品。

来年の宇宙学校(キブツ八ヶ岳2021)は、オンライン農業講座のプログラムを準備中。

まずは

「ミキで繋がるオンライン講座」

の参加メンバーを対象に参加者を募集する予定なので、是非とも2021年はミキ講座から一緒に宇宙学校をどうぞ。