何もないけど、砂漠こそイスラエルの歴史

さて、段々と日焼けで現地人化してきてます。

死海でのんびりの予定でしたが

「せっかくなら端から端までイスラエルを旅しよう」

と、急遽思い立って、まずは死海を飛び出し、最南端へ。

イスラエルは国土の60%以上が砂漠ですが、そのほとんどは南半分。

22,145k㎡の広さのイスラエルは、日本では18,800k㎡の四国と同じくらいの大きさ。

車があれば、割と1日で様々なエリアに移動可能です。

とはいえ、国全体はとても治安も良く、平和なイスラエルですが、場所によっては、イスラエルが管理しきれてないアラブの街もあり、ツーリストがうっかり入ってしまうと石を投げられたりと、危険もゼロではないそうです。

もちろん南西のカザ地区などは、石どころかミサイルが飛んでくるかもしれないから、さすがに近づかない。

イスラエルの運転もだいぶ慣れましたが、田舎に行くとセルフのガソリンスタンドばかりで、使い方がさっぱりわからない。

その都度、アラブ人やユダヤ人の店主に聞き、やり方を教わるが、どうやらイスラエルの国民ナンバーを入力しないとセルフではガソリンも入れられない。

幸いお店の人が自分のナンバーでやってくれました。

こんな砂漠でガス欠になったら終わりですが、南部はガチの砂漠なので、ルートによっては、100km以上走ってもガソリンスタンドどころか、お店1つも出てこないエリアも。

でも、南部こそ旧約聖書にも出てくるような原始的なイスラエル。

イエスが40日間断食して修行した砂漠。
モーセが40年間ユダヤの民を引き連れた砂漠。

何もないけど、砂漠こそイスラエルの歴史であり、やたらと落ち着くのは、ユダヤの記憶からか。