世界で最低の場所にある最高の場所、それが死海。
「塩分濃度が高くて生物が生息できない海」
Dead Sea(死海)の異名を学校の地理で習った時
「なんとも不気味な地名が世にあるものだ」
と不思議に思いましたが、いざイスラエルにある死海を訪れてみると、ここは死海とはほど遠い命を生かす楽園。
「塩分濃度30%以上だから、プカプカ浮くよ」
という死海浮遊体験で知られていますが、これは死海の持つ極々一面に過ぎず、死海は知れば知るほど、世界の中でも貴重な究極の癒しの地。
海抜マイナス423m。
世界で最も低い、釜底の底のまた底。
標高の高い山の上は、空気が薄く、心拍数も上がる。
では、その反対の海の底の海抜マイナス地点は、逆に空気が濃く
「死海の酸素濃度は地上より20%も濃い」
と言われています。
高濃度の酸素で頭はスッキリ、脈拍もゆっくり穏やかに。
そして死海には
「臭素」
が大量に含まれており、臭素は精神安定作用があり、死海周辺にただいるだけで、深いリラックス効果が得られます。
不眠症の人が劇的に改善されることでも知られています。
そして、一般の海水は塩化ナトリウムが中心の塩水ですが、死海は塩化ナトリウムだけでなく、むしろ
「塩化マグネシウム」
が大量に含まれていることが特徴。
塩分濃度は10倍ですが、複合ミネラルも普通の海より30倍以上濃いそうです。
それが故に、アトピー性皮膚炎、関節炎、リューマチ、乾癬などの難病にも効果的である薬湯であり、お肌も髪もスベスベで乾燥肌も良くなる最強の美容液。
そして複合ミネラル64種類も含む死海の泥パックは、2,000年以上も前、かの有名なクレオパトラが魅力され、死海からエジプトまで大量に泥を運ばせたことでも知られています。
それにしても真夏の死海は、完全に温泉レベルの熱湯。
世界最低地点にある超高濃度複合ミネラルの温泉気分です。
やつはイスラエルツアーは、半分以上の人が、この死海体験が大きな目的の1つであり、もれなく全員がプカプカ浮かび、そして皆本物の死海に大絶賛で感動。
夜は星空の下、まるで宇宙遊泳をしている気分となり、耳まで浸かり目をつぶり、全身の力を緩めて死海へ身も心も委ねると、まるでお母さんのお腹の中に還った気分に。
海抜マイナス400mは、紫外線も20%ほどカットされ、光の度合いも地上とは違い、朝焼けに照らされる海面は、この世とは思えないほど幻想的で美しいもの。
一般的なツアーでは
「死海よりも教会」
が重要視され、死海は日帰り体験、または1泊で短時間滞在となるケースが多いですが、やつはツアーは必ず死海は2泊たっぷり。
半日フリータイムもあり、各々が死海で現実を忘れて自由な時間を過ごせます。
11月ツアーも、もちろん死海滞在はたっぷり。
是非とも世界最低で最高の場所へご一緒に。
これまでの人生の禊をして生まれ変わったようにリフレッシュ。