春分から始まった八ヶ岳宇宙学校2020。
3月から12月まで全10回の合宿講座であり、3月はいきなりの二泊三日の濃厚な八ヶ岳滞在。
春分明けの合宿2日目の朝、まずは地元の神様へのご挨拶。
自分自身、今から9年前に八ヶ岳を初めて訪れた際にご縁を頂いた神社である大滝神社から宇宙学校も本格スタート。
神社本殿の太古からの神域にあるのは、蠶影太神と書かれた石碑と巨大な磐座。
「蠶影太神=オシラサマ(東北地方の蚕の神)=瀬織津姫」
とも言われ、この大滝神社は瀬織津姫ともご縁が非常に深い縄文古来の聖地です。
続く神社参拝は、八ヶ岳南麓を代表する大きな神社である身曾岐神社(みそぎじんじゃ)。
明治以前の天皇家祭祀を司っていた
「白川神道=伯家神道(はっけしんとう)=十種神宝(とくさのかんだから)」
を継承する数少ない古神道の神社であり、神社そのものは新しいですが、その深いルーツはやはり縄文古来、出雲族、ニギハヤヒの頃から。
天照大神を祀っていますが、それは男神アマテル(ニギハヤヒ)を祀っているようにも・・・。
最後に訪れた神社は、ドームハウスや農場からもほど近い地元神社となる八嶽神社(やつがたけじんじゃ)。
御祭神である磐長姫は
「醜い女神=見えにくい女神=目に見えない世界を司る女神」
という富士山の女神である木花咲耶姫のお姉さんであり、富士山が見える世界の象徴でありましたが、この先は見える世界と見えない世界の融合・統合。
そのキーとなる女神が八ヶ岳の女神である磐長姫。
磐長姫の御神体とも言える存在は、八ヶ岳連峰(連邦?)の中心的聖地である権現岳(2715m)の山頂に鎮座されており、それは8月の宇宙学校にてご挨拶に。
大事な春分明けは、ちょっとスピリチュアルなテーマで動くものの、午後からはガッツリと畑での講義&実践作業。
今回は衣食住が大きなテーマであり、その中の「衣」のプロジェクトで使う染料の原料となる「藍」の種まき。
無農薬・無化学肥料の農場は、神社にも負けない聖地のパワースポット。
ちょっといるだけでも元気になれます。
1日中フル活動の後は、ドームハウスにてウェルカムパーティー。
八ヶ岳は食の宝庫であり、食材がどれも新鮮で美味しいのはもちろん、それら宝を最大限に生かせるこだわりのシェフがあちこちにたくさんいます。
そんな八ヶ岳の食、美味しさを感じるのも宇宙学校では大事なテーマ。
参加者全員すっかり仲良くなった最終日は、住のテーマをリアル立体神聖幾何学であるドームハウスにて。
ドームハウス講義は、ドームハウス専門建築家である「わだたかひろ先生」をお招きし、ドームハウスのイロハ、考案者であるバックミンスター・フラーのことなどをわかりやすく、楽しく教えて頂きました。
そして、今回の宇宙学校のメンバーとも取り組む「リトリートドーム構想」のこと、DIYミニドーム「スピリットドームプロジェクト」のことなどもお伝えし、最後は、そういったドームヴィレッジ開発予定地へ出向き、建築現場の視察も。
そのヴィレッジのすぐ目の前には、今回宇宙学校でも利用する田んぼがあるので、最後の最後は田んぼの視察で第一回目は終了。
来月の宇宙学校では、畑でジャガイモ植えをやりながらも、歴史の講義では地球学校では教えてくれなかった真実の歴史を長典男先生を招いてたっぷりと。
たった3日と言えども、ドラゴンボールの精神と時の部屋のような八ヶ岳は、1日が一般社会の1年に相当するほど濃いもの。
参加者の潜在意識はグルグル動きだし、眠っていたDNAにもスイッチがいくつも入ったと思います。
日本も世界も大揺れとなっている今、2020年代の動乱期を生き抜く術と、新しい社会の循環モデルを構築するためにも、今年の宇宙学校の存在意義はとても重要だと思っています。